5.12.2. YAML を使用したサブスクリプションの作成
チャネルとイベントシンクを作成したら、サブスクリプションを作成してイベント配信を有効にすることができます。YAML ファイルを使用して Knative リソースを作成する場合、宣言的 API を使用するため、再現性の高い方法でサブスクリプションを宣言的に記述することができます。YAML を使用してサブスクリプションを作成するには、Subscription
オブジェクトを定義する YAML ファイルを作成し、oc apply
コマンドを使用してそれを適用する必要があります。
前提条件
- OpenShift Serverless Operator および Knative Eventing がクラスターにインストールされている。
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。 - OpenShift Container Platform でアプリケーションおよび他のワークロードを作成するために、プロジェクトを作成しているか、適切なロールおよびパーミッションを持つプロジェクトにアクセスできる。
手順
Subscription
オブジェクトを作成します。YAML ファイルを作成し、以下のサンプルコードをこれにコピーします。
apiVersion: messaging.knative.dev/v1beta1 kind: Subscription metadata: name: my-subscription 1 namespace: default spec: channel: 2 apiVersion: messaging.knative.dev/v1beta1 kind: Channel name: example-channel delivery: 3 deadLetterSink: ref: apiVersion: serving.knative.dev/v1 kind: Service name: error-handler subscriber: 4 ref: apiVersion: serving.knative.dev/v1 kind: Service name: event-display
- 1
- サブスクリプションの名前。
- 2
- サブスクリプションが接続するチャネルの設定。
- 3
- イベント配信の設定。これは、サブスクリプションに対してサブスクライバーに配信できないイベントに何が発生するかについて示します。これが設定されると、使用できないイベントが
deadLetterSink
に送信されます。イベントがドロップされると、イベントの再配信は試行されず、エラーのログがシステムに記録されます。deadLetterSink
値は Destination である必要があります。 - 4
- サブスクライバーの設定。これは、イベントがチャネルから送信されるイベントシンクです。
YAML ファイルを適用します。
$ oc apply -f <filename>