7.12. OpenShift CLI (oc) 関連の問題の診断
7.12.1. OpenShift CLI (oc
) ログレベルについて
OpenShift CLI (oc
) を使用すると、ターミナルからアプリケーションを作成し、OpenShift Container Platform プロジェクトを管理できます。
oc
コマンド固有の問題が発生した場合は、oc
のログレベルを引き上げ、コマンドで生成される API 要求、API 応答、および curl
要求の詳細を出力します。これにより、特定の oc
コマンドの基礎となる操作の詳細ビューが得られます。これにより、障害の性質についての洞察が得られる可能性があります。
oc
ログレベルは、1 から 10 まであります。以下の表は、oc
ログレベルの一覧とそれらの説明を示しています。
ログレベル | 説明 |
---|---|
1 - 5 | 標準エラー (stderr) への追加のロギングはありません。 |
6 | 標準エラー (stderr) に API 要求のログを記録します。 |
7 | 標準エラー (stderr) に API 要求およびヘッダーのログを記録します。 |
8 | 標準エラー (stderr) に API 要求、ヘッダーおよび本体、ならびに API 応答ヘッダーおよび本体のログを記録します。 |
9 |
標準エラー (stderr) に API 要求、ヘッダーおよび本体、API 応答ヘッダーおよび本体、 |
10 |
標準エラー (stderr) に API 要求、ヘッダーおよび本体、API 応答ヘッダーおよび本体、 |
7.12.2. OpenShift CLI (oc
) ログレベルの指定
コマンドのログレベルを引き上げて、OpenShift CLI (oc
) の問題を調査できます。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
oc
コマンドの実行時にoc
ログレベルを指定します。$ oc <options> --loglevel <log_level>
通常、OpenShift Container Platform ユーザーの現行セッショントークンは、必要に応じてログに記録される
curl
要求に含まれます。また、手順に従ってoc
コマンドの基礎となるプロセスをテストする際に使用するために、現行ユーザーのセッショントークンを手動で取得することもできます。$ oc whoami -t