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3.5.5. 制限された環境でパイプラインを実行するためのイメージのミラーリング

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OpenShift Pipelines を非接続のクラスターまたは制限された環境でプロビジョニングされたクラスターで実行するには、制限されたネットワークに Samples Operator が設定されているか、またはクラスター管理者がミラーリングされたレジストリーでクラスターを作成しているか確認する必要があります。

以下の手順では、pipelines-tutorial の例を使用して、ミラーリングされたレジストリーを持つクラスターを使用して、制限された環境でアプリケーションのパイプラインを作成します。pipelines-tutorial の例が制限された環境で機能することを確認するには、フロントエンドインターフェイス (pipelines-vote-ui)、バックエンドインターフェイス (pipelines-vote-api) および cli のミラーレジストリーからそれぞれのビルダーイメージをミラーリングする必要があります。

手順

  1. フロントエンドインターフェイス (pipelines-vote-ui) のミラーレジストリーからビルダーイメージをミラーリングします。

    1. 必要なイメージタグがインポートされていないことを確認します。

      $ oc describe imagestream python -n openshift

      出力例

      Name:			python
      Namespace:		openshift
      [...]
      
      3.8-ubi8 (latest)
        tagged from registry.redhat.io/ubi8/python-38:latest
          prefer registry pullthrough when referencing this tag
      
        Build and run Python 3.8 applications on UBI 8. For more information about using this builder image, including OpenShift considerations, see https://github.com/sclorg/s2i-python-container/blob/master/3.8/README.md.
        Tags: builder, python
        Supports: python:3.8, python
        Example Repo: https://github.com/sclorg/django-ex.git
      
      [...]

    2. サポートされるイメージタグをプライベートレジストリーに対してミラーリングします。

      $ oc image mirror registry.redhat.io/ubi8/python-38:latest <mirror-registry>:<port>/ubi8/python-38
    3. イメージをインポートします。

      $ oc tag <mirror-registry>:<port>/ubi8/python-38 python:latest --scheduled -n openshift

      イメージを定期的に再インポートする必要があります。--scheduled フラグは、イメージの自動再インポートを有効にします。

    4. 指定されたタグを持つイメージがインポートされていることを確認します。

      $ oc describe imagestream python -n openshift

      出力例

      Name:			python
      Namespace:		openshift
      [...]
      
      latest
        updates automatically from registry <mirror-registry>:<port>/ubi8/python-38
      
        * <mirror-registry>:<port>/ubi8/python-38@sha256:3ee3c2e70251e75bfeac25c0c33356add9cc4abcbc9c51d858f39e4dc29c5f58
      
      [...]

  2. バックエンドインターフェイス (pipelines-vote-api) のミラーレジストリーからビルダーイメージをミラーリングします。

    1. 必要なイメージタグがインポートされていないことを確認します。

      $ oc describe imagestream golang -n openshift

      出力例

      Name:			golang
      Namespace:		openshift
      [...]
      
      1.14.7-ubi8 (latest)
        tagged from registry.redhat.io/ubi8/go-toolset:1.14.7
          prefer registry pullthrough when referencing this tag
      
        Build and run Go applications on UBI 8. For more information about using this builder image, including OpenShift considerations, see https://github.com/sclorg/golang-container/blob/master/README.md.
        Tags: builder, golang, go
        Supports: golang
        Example Repo: https://github.com/sclorg/golang-ex.git
      
      [...]

    2. サポートされるイメージタグをプライベートレジストリーに対してミラーリングします。

      $ oc image mirror registry.redhat.io/ubi8/go-toolset:1.14.7 <mirror-registry>:<port>/ubi8/go-toolset
    3. イメージをインポートします。

      $ oc tag <mirror-registry>:<port>/ubi8/go-toolset golang:latest --scheduled -n openshift

      イメージを定期的に再インポートする必要があります。--scheduled フラグは、イメージの自動再インポートを有効にします。

    4. 指定されたタグを持つイメージがインポートされていることを確認します。

      $ oc describe imagestream golang -n openshift

      出力例

      Name:			golang
      Namespace:		openshift
      [...]
      
      latest
        updates automatically from registry <mirror-registry>:<port>/ubi8/go-toolset
      
        * <mirror-registry>:<port>/ubi8/go-toolset@sha256:59a74d581df3a2bd63ab55f7ac106677694bf612a1fe9e7e3e1487f55c421b37
      
      [...]

  3. cli のミラーレジストリーからビルダーイメージをミラーリングします。

    1. 必要なイメージタグがインポートされていないことを確認します。

      $ oc describe imagestream cli -n openshift

      出力例

      Name:                   cli
      Namespace:              openshift
      [...]
      
      latest
        updates automatically from registry quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:65c68e8c22487375c4c6ce6f18ed5485915f2bf612e41fef6d41cbfcdb143551
      
        * quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:65c68e8c22487375c4c6ce6f18ed5485915f2bf612e41fef6d41cbfcdb143551
      
      [...]

    2. サポートされるイメージタグをプライベートレジストリーに対してミラーリングします。

      $ oc image mirror quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:65c68e8c22487375c4c6ce6f18ed5485915f2bf612e41fef6d41cbfcdb143551 <mirror-registry>:<port>/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev:latest
    3. イメージをインポートします。

      $ oc tag <mirror-registry>:<port>/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev cli:latest --scheduled -n openshift

      イメージを定期的に再インポートする必要があります。--scheduled フラグは、イメージの自動再インポートを有効にします。

    4. 指定されたタグを持つイメージがインポートされていることを確認します。

      $ oc describe imagestream cli -n openshift

      出力例

      Name:                   cli
      Namespace:              openshift
      [...]
      
      latest
        updates automatically from registry <mirror-registry>:<port>/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
      
        * <mirror-registry>:<port>/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:65c68e8c22487375c4c6ce6f18ed5485915f2bf612e41fef6d41cbfcdb143551
      
      [...]

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