10.7.4. テンプレートオブジェクト一覧の作成
テンプレートの主な部分は、テンプレートがインスタンス化される時に作成されるオブジェクトの一覧です。これには、ビルド設定、デプロイメント設定、またはサービスなどの有効な API オブジェクトを使用できます。オブジェクトはここで定義された通りに作成され、パラメーターの値は作成前に置換されます。これらのオブジェクトの定義では、以前に定義したパラメーターを参照できます。
以下は、オブジェクト一覧の例です。
kind: "Template"
apiVersion: "v1"
metadata:
name: my-template
objects:
- kind: "Service" 1
apiVersion: "v1"
metadata:
name: "cakephp-mysql-example"
annotations:
description: "Exposes and load balances the application pods"
spec:
ports:
- name: "web"
port: 8080
targetPort: 8080
selector:
name: "cakephp-mysql-example"
- 1
- サービスの定義。 このテンプレートにより作成されます。
注記
オブジェクト定義のメタデータに namespace
フィールドの固定値が含まれる場合、フィールドはテンプレートのインスタンス化の際に定義から取り除かれます。namespace
フィールドにパラメーター参照が含まれる場合には、通常のパラメーター置換が行われ、パラメーターの置換による値の解決が実行された namespace で、オブジェクトが作成されます。この場合、ユーザーは対象の namespace でオブジェクトを作成するパーミッションがあることが前提になります。