11.9. 関数からのシークレットおよび設定マップへのアクセス


関数がクラスターにデプロイされた後に、それらはシークレットおよび設定マップに保存されているデータにアクセスできます。このデータはボリュームとしてマウントすることも、環境変数に割り当てることもできます。Knative CLI を使用して、このアクセスを対話的に設定するか、関数設定 YAML ファイルを編集して手動で設定できます。

重要

シークレットおよび設定マップにアクセスするには、関数をクラスターにデプロイする必要があります。この機能は、ローカルで実行している関数では利用できません。

シークレットまたは設定マップの値にアクセスできない場合、デプロイメントは失敗し、アクセスできない値を指定するエラーメッセージが表示されます。

11.9.1. シークレットおよび設定マップへの関数アクセスの対話的な変更

kn func config 対話型ユーティリティーを使用して、関数がアクセスするシークレットおよび設定マップを管理できます。使用可能な操作には、config map とシークレットに環境変数として保存されている値の一覧表示、追加、および削除、およびボリュームの一覧表示、追加、および削除が含まれます。この機能を使用すると、クラスターに保存されているどのデータを関数からアクセスできるかを管理できます。

前提条件

  • OpenShift Serverless Operator および Knative Serving がクラスターにインストールされている。
  • Knative (kn) CLI をインストールしている。
  • 関数を作成している。

手順

  1. 関数プロジェクトディレクトリーで以下のコマンドを実行します。

    $ kn func config

    あるいは、--path または -p オプションを使用して、関数プロジェクトディレクトリーを指定できます。

  2. 対話型インターフェイスを使用して必要な操作を実行します。たとえば、ユーティリティーを使用して設定したボリュームの一覧を表示すると、以下のような出力が生成されます。

    $ kn func config
    ? What do you want to configure? Volumes
    ? What operation do you want to perform? List
    Configured Volumes mounts:
    - Secret "mysecret" mounted at path: "/workspace/secret"
    - Secret "mysecret2" mounted at path: "/workspace/secret2"

    このスキームは、対話型ユーティリティーで利用可能なすべての操作と、それらに移動する方法を示しています。

    kn func config
       ├─> Environment variables
       │               ├─> Add
       │               │    ├─> ConfigMap: Add all key-value pairs from a config map
       │               │    ├─> ConfigMap: Add value from a key in a config map
       │               │    ├─> Secret: Add all key-value pairs from a secret
       │               │    └─> Secret: Add value from a key in a secret
       │               ├─> List: List all configured environment variables
       │               └─> Remove: Remove a configured environment variable
       └─> Volumes
               ├─> Add
               │    ├─> ConfigMap: Mount a config map as a volume
               │    └─> Secret: Mount a secret as a volume
               ├─> List: List all configured volumes
               └─> Remove: Remove a configured volume
  3. オプション。変更を反映させるため、関数をデプロイします。

    $ kn func deploy -p test
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.