3.5.3. VMware vSphere のレジストリーストレージの設定
クラスター管理者は、インストール後にレジストリーをストレージを使用できるように設定する必要があります。
前提条件
- クラスター管理者のパーミッション。
- VMware vSphere 上のクラスター。
Red Hat OpenShift Container Storage などのクラスターのプロビジョニングされた永続ストレージ。
重要OpenShift Container Platform は、1 つのレプリカのみが存在する場合にイメージレジストリーストレージの
ReadWriteOnce
アクセスをサポートします。2 つ以上のレプリカで高可用性をサポートするイメージレジストリーをデプロイするには、ReadWriteMany
アクセスが必要です。- 100Gi の容量が必要です。
テストにより、NFS サーバーを RHEL でコアサービスのストレージバックエンドとして使用することに関する問題が検出されています。これには、OpenShift Container レジストリーおよび Quay、メトリクスストレージの Prometheus、およびロギングストレージの Elasticsearch が含まれます。そのため、コアサービスで使用される PV をサポートするために RHEL NFS を使用することは推奨されていません。
他の NFS の実装ではこれらの問題が検出されない可能性があります。OpenShift Container Platform コアコンポーネントに対して実施された可能性のあるテストに関する詳細情報は、個別の NFS 実装ベンダーにお問い合わせください。
手順
レジストリーをストレージを使用できるように設定するには、
configs.imageregistry/cluster
リソースのspec.storage.pvc
を変更します。注記共有ストレージを使用する場合は、外部からアクセスを防ぐためにセキュリティー設定を確認します。
レジストリー Pod がないことを確認します。
$ oc get pod -n openshift-image-registry -l docker-registry=default
出力例
No resourses found in openshift-image-registry namespace
注記出力にレジストリー Pod がある場合は、この手順を続行する必要はありません。
レジストリー設定を確認します。
$ oc edit configs.imageregistry.operator.openshift.io
出力例
storage: pvc: claim: 1
- 1
claim
フィールドを空のままにし、image-registry-storage
PVC の自動作成を可能にします。
clusteroperator
ステータスを確認します。$ oc get clusteroperator image-registry
出力例
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE image-registry 4.7 True False False 6h50m