第4章 AWS へのインストール
4.1. AWS へのインストールの準備
4.1.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスについての詳細を確認している。
- クラスターンストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認している。
4.1.2. OpenShift Container Platform OpenStack の AWS へのインストールについての要件
OpenShift Container Platform を Amazon Web Services (AWS) にインストールする前に、AWS アカウントを作成する必要があります。アカウント、アカウントの制限、アカウントのパーミッション、IAM ユーザーセットアップ、およびサポートされている AWS リージョンの設定についての詳細は、AWS アカウントの設定 を参照してください。
クラウドアイデンティティーおよびアクセス管理 (IAM) API が環境からアクセスできない場合や、管理者レベルの認証情報シークレットを kube-system
namespace に保存することを望まない場合は、他のオプションについて、AWS の IAM の手動作成 を参照してください。
4.1.3. AWS に OpenShift Container Platform をインストールする方法の選択
以下のデプロイメント方法のいずれかを使用して、OpenShift Container Platform を AWS にインストールできます。
- クラスターの AWS へのクイックインストール: デフォルトの設定オプションを使用して OpenShift Container Platform を AWS にインストールできます。
- カスタマイズされたクラスターの AWS へのインストール: インストールプログラムがプロビジョニングする AWS インフラストラクチャーにカスタマイズされたクラスターをインストールできます。インストールプログラムは、インストールの段階で一部のカスタマイズを適用できるようにします。その他の数多くのカスタマイズオプションは、インストール後 に利用できます。
- ネットワークのカスタマイズを使用したクラスターの AWS へのインストール: インストール時に OpenShift Container Platform ネットワーク設定をカスタマイズすることで、クラスターが既存の IP アドレスの割り当てと共存でき、ネットワーク要件に準拠することができます。
- クラスターの既存の Virtual Private Cloud へのインストール: OpenShift Container Platform を既存の AWS Virtual Private Cloud (VPC) にインストールできます。このインストール方法は、新規アカウントまたはインフラストラクチャーを作成する際の制限など、会社のガイドラインによる制約がある場合に使用できます。
- プライベートクラスターの既存の VPC へのインストール: プライベートクラスターを既存の AWS VPC にインストールできます。この方法を使用し、インターネット上に表示されない内部ネットワークに OpenShift Container Platform をデプロイすることができます。
- クラスターの AWS の government またはシークレットリージョンへのインストール: OpenShift Container Platform は、機密ワークロードをクラウドで実行する必要のある連邦、州、地方の米国の各種の政府機関、請負業者、教育機関、およびその他の米国の顧客向けに設計されている AWS リージョンにデプロイできます。
- クラスターの各自でプロビジョニングする AWS インフラストラクチャーへのインストール: OpenShift Container Platform を、プロビジョニングする AWS インフラストラクチャーにインストールできます。提供される CloudFormation テンプレートを使用して、OpenShift Container Platform インストールに必要な各コンポーネントを表す AWS リソースのスタックを作成できます。
- 内部ミラーを使用したクラスターの AWS へのインストール: インストールリリースコンテンツの内部ミラーを使用して、各自でプロビジョニングする AWS インフラストラクチャーに OpenShift Container Platform をインストールできます。この方法を使用して、ソフトウェアコンポーネントを取得するためにアクティブなインターネット接続を必要としないクラスターをインストールできます。ミラーリングされたコンテンツを使用して OpenShift Container Platform クラスターをインストールすることは可能ですが、クラスターが AWS API を使用するにはインターネットへのアクセスが必要です。