5.15.3. Kafka ブローカー
Kafka ブローカーは、テクノロジープレビュー機能としてのみ提供されます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲についての詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
実稼働環境に対応した Knative Eventing デプロイメントの場合、Red Hat は Knative Kafka ブローカーの実装を使用することをお勧めします。Kafka ブローカーは、Knative ブローカーの Apache Kafka ネイティブ実装であり、CloudEvents を Kafka インスタンスに直接送信します。
Kafka ブローカーの連邦情報処理標準 (FIPS) モードが無効になっています。
Kafka ブローカーは、イベントの保存とルーティングのために Kafka とネイティブに統合されています。これにより、他のブローカータイプよりもブローカーとトリガーモデルの Kafka との統合性が向上し、ネットワークホップを削減することができます。Kafka ブローカー実装のその他の利点は次のとおりです。
- 少なくとも 1 回の配信保証
- CloudEvents パーティショニング拡張機能に基づくイベントの順序付き配信
- コントロールプレーンの高可用性
- 水平方向にスケーラブルなデータプレーン
Knative Kafka ブローカーは、バイナリーコンテンツモードを使用して、受信 CloudEvents を Kafka レコードとして保存します。これは、CloudEvent のすべての属性と拡張機能が Kafka レコードのヘッダーとしてマップされ、CloudEvent の data
仕様が Kafka レコードの値に対応することを意味します。
Kafka ブローカーの使用については、ブローカーの作成 を参照してください。