5.2.2.3. 並行処理ターゲットの使用率
この値は、Autoscaler が実際に目標とする並行処理リミットのパーセンテージを指定します。これは、レプリカが実行する ホット度 を指定することとも呼ばれます。これにより、Autoscaler は定義されたハードリミットに達する前にスケールアップできるようになります。
たとえば、containerConcurrency
値が 10 に設定され、target-utilization-percentage
値が 70% に設定されている場合、既存のすべてのレプリカの同時リクエストの平均数が 7 に達すると、オートスケーラーは新しいレプリカを作成します。7 から 10 の番号が付けられたリクエストは引き続き既存のレプリカに送信されますが、containerConcurrency
値に達した後、必要になることを見越して追加のレプリカが開始されます。
target-utilization-percentage アノテーションを使用して設定されたサービスの例
apiVersion: serving.knative.dev/v1 kind: Service metadata: name: example-service namespace: default spec: template: metadata: annotations: autoscaling.knative.dev/target-utilization-percentage: "70" ...