3.4. virtctl クライアントのインストール
virtctl
クライアントは、OpenShift Virtualization リソースを管理するためのコマンドラインユーティリティーです。これは、Linux、macOS、および Windows ディストリビューションで利用できます。
virtctl
クライアントのインストールは、 OpenShift Virtualization Web コンソールからか、または OpenShift Virtualization リポジトリーを有効にし、 kubevirt-virtctl
パッケージをインストールして実行できます。
3.4.1. Web コンソールからの virtctl クライアントのインストール
Red Hat カスタマーポータルから virtctl
クライアントをダウンロードできます。これは、Command Line Toolsページの OpenShift Virtualization Web コンソールでリンクされています。
前提条件
- カスタマーポータルのダウンロードページにアクセスするには、有効な OpenShift Container Platform サブスクリプションが必要である。
手順
- Web コンソールの右上にある アイコンをクリックし、Command Line Tools を選択して、カスタマーポータルにアクセスします。
- Version: 一覧からクラスターの適切なバージョンが選択されていることを確認します。
-
使用するディストリビューション用に
virtctl
クライアントをダウンロードします。すべてのダウンロードの形式はtar.gz
です。 tarball を展開します。以下の CLI コマンドは、これを tarball と同じディレクトリーに展開します。これはすべてのディストリビューションに適用できます。
$ tar -xvf <virtctl-version-distribution.arch>.tar.gz
Linux および macOS の場合:
展開したフォルダー階層に移動し、
virtctl
バイナリーを実行可能にします。$ chmod +x <virtctl-file-name>
virtctl
バイナリーをパスにあるディレクトリーに移動します。PATH を確認するには、以下を実行します。
$ echo $PATH
Windows ユーザーの場合:
-
展開したフォルダー階層に移動し、
virtctl
実行可能ファイルをダブルクリックしてクライアントをインストールします。
-
展開したフォルダー階層に移動し、
3.4.2. OpenShift Virtualization リポジトリーの有効化
Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux 8 および Red Hat Enterprise Linux 7 向けの OpenShift Virtualization リポジトリーを提供します。
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Red Hat Enterprise Linux 8 リポジトリー:
cnv-2.6-for-rhel-8-x86_64-rpms
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Red Hat Enterprise Linux 7 リポジトリー:
rhel-7-server-cnv-2.6-rpms
subscription-manager
でリポジトリーを有効にするプロセスはどちらのプラットフォームでも同様です。
手順
以下のコマンドを実行して、お使いのシステムに適した OpenShift Virtualization リポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable <repository>
3.4.3. virtctl クライアントのインストール
kubevirt-virtctl
パッケージから virtctl
クライアントをインストールします。
手順
kubevirt-virtctl
パッケージをインストールします。# yum install kubevirt-virtctl
3.4.4. 関連情報
- OpenShift Virtualization の Using the CLI tools