第3章 IBM Z および IBM LinuxONE への機密コンテナーのデプロイ


IBM Z® および IBM® LinuxONE 上の Red Hat OpenShift Container Platform クラスターに、ワークロード用の機密コンテナーをデプロイします。

重要

IBM Z® および IBM® LinuxONE 上の機密コンテナーは、テクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

次のステップを実行して、機密コンテナーをデプロイします。

  1. OpenShift sandboxed containers Operator をインストールします。
  2. ピア Pod シークレットを作成します。
  3. 機密コンテナーのフィーチャーゲートを有効にします。
  4. オプション: registry.access.redhat.com などのプライベートレジストリーからピア Pod 仮想マシンイメージをプルする場合は、ピア Pod のプルシークレットを設定します。
  5. initdata を作成します。詳細は、initdata について を参照してください。
  6. ピア Pod の config map を作成します。
  7. オプション: ピア Pod に initdata を適用します。
  8. オプション: カスタムピア Pod 仮想マシンイメージを選択します。
  9. KataConfig CR を作成します。
  10. アテステーションプロセスを確認します。
注記

IBM® Hyper Protect Confidential Container (HPCC) for Red Hat OpenShift Container Platform が実稼働対応になりました。HPCC は、マルチパーティー Hyper Protect Contract、デプロイメントアテステーション、コンテナーランタイムと OCI イメージの整合性の検証を提供することで、エンタープライズ規模での Confidential Computing テクノロジーを実現します。

HPCC は、IBM Z17® および IBM® LinuxONE Emperor 5 でサポートされています。詳細は、IBM HPCC のドキュメント を参照してください。

3.1. 前提条件

  • 機密コンテナーのワークロードを実行しているクラスターに、Red Hat OpenShift Container Platform 4.16 以降がインストールされている。
  • 高信頼環境内の OpenShift Container Platform クラスターに Red Hat build of Trustee をデプロイした。詳細は、Red Hat build of Trustee のデプロイ を参照してください。
  • LinuxONE Emperor 4 を使用している。
  • 論理パーティション (LPAR) で Secure Unpack Facility を有効化している。これは、IBM Secure Execution に必要です。詳細は、Enabling the KVM host for IBM Secure Execution を参照してください。
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