3.8. Red Hat Enterprise MRG
Red Hat Enterprise MRG の Realtime コンポーネントには、Tuna が含まれます。このツールを使うと、ユーザーはシステムのチューニング可能な値を調整し、その変更の結果を見ることができます。これは Realtime コンポーネントとの使用のために開発されましたが、標準の Red Hat Enterprise Linux システムのチューニングにも使用できます。
Tuna を使うと、不要なシステムアクティビティを調節したり、無効にしたりすることができます。例えば、以下のようなものです。
- 電力管理、エラー検出、システム管理割り込みに関連する BIOS パラメーター
- 割り込みコアレッシングなどのネットワーク設定および TCP の使用
- ジャーナリングファイルシステム内でのジャーナリングアクティビティ
- システムロギング
- 割り込みおよびユーザープロセスが特定の CPU もしくはいくつかの CPU で処理されたかどうか
- Swap 領域が使われたかどうか
- out-of-memory 例外の対処方法
Tuna インターフェースを使った Red Hat Enterprise MRG のチューニングに関する詳細な概念情報は、『Realtime チューニングガイド』 の「一般的なシステムチューニング」の章を参照してください。Tuna インターフェース使用に関する詳細な指示は、『Tuna User Guide』 を参照してください。両ガイドとも http://access.redhat.com/site/documentation/Red_Hat_Enterprise_MRG/ から入手できます。