2.6.2.3. CLI からのポリシー違反の自動化の作成


CLI からポリシー違反の自動化を設定するには、以下の手順を実行します。

  1. ターミナルから、oc login コマンドを使用して Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターに再度ログインします。
  2. 自動化を追加するポリシーを検索するか、または作成します。ポリシー名と namespace をメモします。
  3. 以下のサンプルをガイドとして使用して、Policy Automation リソースを作成します。

    apiVersion: policy.open-cluster-management.io/v1beta1
    kind: PolicyAutomation
    metadata:
      name: policyname-policy-automation
    spec:
      automationDef:
        extra_vars:
          your_var: your_value
        name: Policy Compliance Template
        secret: ansible-tower
        type: AnsibleJob
      mode: disabled
      policyRef: policyname
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  4. 先のサンプルの Ansible ジョブテンプレート名は Policy Compliance Template です。この値は、ジョブテンプレート名と一致するように変更してください。
  5. extra_vars セクションで、Ansible ジョブテンプレートに渡す必要があるパラメーターを追加します。
  6. モードを once または disabled のいずれかに設定します。once モードはジョブを 1 回実行し、モードを disabled に設定します。

    • once mode: ポリシーに違反すると、自動化が 1 回実行されます。自動化の実行後に、disabled に設定されます。自動化が disabled に設定された後は、引き続き自動化を手動で実行する必要があります。once mode を実行すると、target_clusters の追加変数にはポリシーに違反するクラスターの一覧が自動的に指定されます。Ansible Tower ジョブテンプレートの EXTRA VARIABLES セクションで、PROMPT ON LAUNCH を有効にする必要があります。
    • Disable automation: スケジュールされた自動化が disabled に設定されると、設定が更新されるまで自動化は実行されません。
  7. policyRef は、ポリシーの名前に設定します。
  8. Ansible Tower 認証情報を含むこの Policy Automation リソースと同じ namespace にシークレットを作成します。上記の例では、シークレット名は ansible-tower です。アプリケーションライフサイクルからののサンプル を使用して、シークレットの作成方法を確認します。
  9. PolicyAutomation リソースを作成します。

    注記:

    • 以下のアノテーションを Policy Automation リソースに追加することで、ポリシー自動化の即時実行を開始できます。

      metadata:
        annotations:
          policy.open-cluster-management.io/rerun: "true"
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    • ポリシーが once モードの場合は、ポリシーがコンプライアンス違反があると自動化が実行されます。target_clusters という名前の extra_vars 変数が追加され、値はコンプライアンス違反のポリシーが含まれる、各マネージドクラスター名の配列です。
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