2.6.3. GitOps を使用したポリシーのデプロイ
ガバナンスフレームワークを使用して、マネージドクラスター全体にポリシーセットをデプロイできます。リポジトリーにポリシーを提供して使用することで、オープンソースコミュニティー (policy-collection
) に追加できます。詳細は、カスタムポリシーの取得 を参照してください。オープンソースコミュニティーの各 stable
および community
フォルダーのポリシーは、NIST Special Publication 800-53 に従ってさらに整理されています。
GitOps を使用して Git リポジトリー経由でポリシーの更新や作成を自動化して追跡する時のベストプラクティスを理解するにはこれ以降のセクションを確認してください。
前提条件: 開始する前に、policy-collection
リポジトリーをフォークしてください。
2.6.3.1. ローカルリポジトリーのカスタマイズ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
stable
および community
ポリシーを 1 つのフォルダーにまとめて、ローカルリポジトリーをカスタマイズします。使用しないポリシーを削除します。ローカルリポジトリーをカスタマイズするには、以下の手順を実行します。
リポジトリーに新しいディレクトリーを作成し、デプロイするポリシーを保存します。GitOps のメインのデフォルトブランチに、ローカルの
policy-collection
リポジトリーにあることを確認します。以下のコマンドを実行します。mkdir my-policies
mkdir my-policies
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow stable
およびcommunity
ポリシーのすべてをmy-policies
ディレクトリーにコピーします。stable
フォルダーにコミュニティーで利用可能なものが重複している場合があるため、community
ポリシーから始めます。以下のコマンドを実行します。cp -R community/* my-policies/ cp -R stable/* my-policies/
cp -R community/* my-policies/ cp -R stable/* my-policies/
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow すべてのポリシーの構造は単一の親ディレクトリーとなっているため、フォークでポリシーを編集できます。
ヒント:
- 使用の予定がないポリシーを削除するのがベストプラクティスです。
以下の一覧でポリシーおよびポリシーの定義について確認してください。
- 目的: ポリシーのロールを理解する。
修復アクション: ポリシーで、コンプライアンスの通知だけを行うのか、ポリシーを強制して、変更を加えるのか ?
spec.remediationAction
パラメーターを参照してください。変更が適用される場合は、想定されている機能を理解するようにしてください。強制のサポートがあるポリシーを確認してください。詳細は、Validate セクションを参照してください。注記: ポリシーに設定された
spec.remediationAction
は、個別のspec.policy-templates
で設定される修復アクションを上書きします。-
配備: ポリシーのデプロイ先のクラスターは ?デフォルトでは、ほとんどのポリシーは、
environment: dev
ラベルの付いたクラスターを対象にしています。ポリシーによっては、OpenShift Container Platform クラスターまたは別のラベルをターゲットにできます。追加のラベルを更新または追加して、他のクラスターを組み込むことができます。特定の値がない場合、ポリシーはすべてのクラスターに適用されます。また、ポリシーのコピーを複数作成し、クラスターセットごとに各ポリシーをカスタマイズして、別のクラスターセットには別の方法で設定することができます。