4.7. オブジェクトストアにアクセスするための証明書のカスタマイズ


オブジェクトストアにアクセスするための証明書をカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. オブジェクトストアシークレットに証明書を追加して、http_config セクションを編集します。以下の例を参照してください。

     thanos.yaml: |
        type: s3
        config:
          bucket: "thanos"
          endpoint: "minio:9000"
          insecure: false
          access_key: "minio"
          secret_key: "minio123"
          http_config:
            tls_config:
              ca_file: /etc/minio/certs/ca.crt
              insecure_skip_verify: false
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  2. オブジェクトストアシークレットを open-cluster-management-observability namespace に追加します。シークレットには、前のシークレットの例で定義した ca.crt が含まれている必要があります。相互 TLS を有効にする場合は、前のシークレットで public.crt および private.key を提供する必要があります。以下の例を参照してください。

     thanos.yaml: |
        type: s3
        config:
          ...
          http_config:
            tls_config:
              ca_file: /etc/minio/certs/ca.crt 
    1
    
              cert_file: /etc/minio/certs/public.crt
              key_file: /etc/minio/certs/private.key
              insecure_skip_verify: false
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    1
    証明書と、thanos-object-storage シークレットのキー値へのパス。
  3. MultiClusterObservability カスタムリソースの tlsSecretName パラメーターと tlsSecretMountPath パラメーターを更新して、シークレット名とマウントパスを設定します。以下の例を参照してください。この例では、シークレット名が tls-certs-secret で、証明書とキー値へのパスは、前の例で使用したディレクトリーを使用しています。

    metricObjectStorage:
          key: thanos.yaml
          name: thanos-object-storage
          tlsSecretName: tls-certs-secret
          tlsSecretMountPath: /etc/minio/certs
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  4. 既存の TLS の名前を変更して、オブジェクトストアにアクセスする必要があるすべてのコンポーネントの tlsSecretMountPath リソースにシークレットをマウントします。以下の例を参照してください。

    metricObjectStorage:
          key: thanos.yaml
          name: thanos-object-storage
          tlsSecretName: <existing-tls-certs-secret>
          tlsSecretMountPath: /etc/minio/certs
            receiver:
            store:
            ruler:
            compact:
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  5. オブジェクトストアにアクセスできることを確認するには、Pod が表示されることを確認します。
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