第3章 可観測性の使用
可観測性サービスを使用して、フリート全体のクラスターの使用率を表示します。
3.1. 可観測性 API を使用したメトリックのクエリー
可観測性には、外部 API があり、OpenShift ルート (rbac-query-proxy
) を使用してメトリックをクエリーできます。rbac-query-proxy
ルートのクエリーを取得するには、以下のオプションを参照してください。
以下のコマンドを使用して、ルートの詳細を取得できます。
oc get route rbac-query-proxy -n open-cluster-management-observability
-
OpenShift OAuth アクセストークンを使用して
rbac-query-proxy
ルートにアクセスすることもできます。トークンは、namespace 取得のパーミッションがあるユーザーまたはサービスアカウントと関連付ける必要があります。詳細は、ユーザーが所有する OAuth アクセストークンの管理 を参照してください。
可観測性用の proxy-byo-cert
シークレットを作成するには、次の手順を実行します。
デフォルトの CA 証明書を取得し、
tls.crt
キーの内容をローカルファイルに保存します。以下のコマンドを実行します。oc -n openshift-ingress get secret router-certs-default -o jsonpath="{.data.tls\.crt}" | base64 -d > ca.crt
以下のコマンドを実行してメトリックのクエリーを実行します。
curl --cacert ./ca.crt -H "Authorization: Bearer {TOKEN}" https://{PROXY_ROUTE_URL}/api/v1/query?query={QUERY_EXPRESSION}
注記:
QUERY_EXPRESSION
は標準の Prometheus クエリー式です。たとえば、前述のコマンドの URL をhttps://{PROXY_ROUTE_URL}/api/v1/query?query=cluster_infrastructure_provider
に置き換えて、メトリクスcluster_infrastructure_provider
をクエリーします。詳細は、Prometheus のクエリー を参照してください。以下のコマンドを実行して、生成された証明書を使用して
proxy-byo-ca
シークレットを作成します。oc -n open-cluster-management-observability create secret tls proxy-byo-ca --cert ./ca.crt --key ./ca.key
以下のコマンドを使用して、生成された証明書を使用して
proxy-byo-cert
シークレットを作成します。oc -n open-cluster-management-observability create secret tls proxy-byo-cert --cert ./ingress.crt --key ./ingress.key