8.4. マニフェストでインストールされたセキュアクラスターの自動アップグレードの失敗
場合によっては、RHACS の自動アップグレードのインストールに失敗することがあります。アップグレードが失敗すると、セキュアクラスターのステータスメッセージが Upgrade failed. Retry upgrade
に変わります。失敗に関する詳細情報を表示し、アップグレードが失敗した理由を理解するには、Clusters ビューでセキュアクラスターの行を確認します。詳細は、「クラスターアップグレーダーのトラブルシューティング」を参照してください。
失敗の一般的な理由は次のとおりです。
- イメージが欠落しているか、スケジュールできないため、sensor-upgrader のデプロイメントが実行されなかった可能性があります。
-
RBAC 権限が不十分であるか、クラスターの状態が認識できないために、プリフライトチェックが失敗した可能性があります。Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernete のサービス設定を編集した場合、または
auto-upgrade.stackrox.io/component
ラベルが欠落している場合に発生する可能性があります。 - アップグレードの実行中にエラーが発生する可能性があります。これが発生した場合、アップグレードインストーラーは自動的にアップグレードのロールバックを試みます。
注記
場合によっては、ロールバックが失敗することもあります。その場合は、クラスターログを表示して問題を特定するか、サポートにお問合せください。詳細は、「クラスターアップグレーダーのトラブルシューティング」を参照してください。
アップグレードの失敗の根本原因を特定して修正したら、Retry Upgrade オプションを使用して、セキュアクラスターをアップグレードできます。