第13章 RHACS のモニタリング
Red Hat OpenShift の組み込みモニタリングを使用するか、カスタムの Prometheus モニタリングを使用して、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes (RHACS) を監視できます。
Red Hat OpenShift で RHACS を使用する場合、OpenShift Container Platform には、コアプラットフォームコンポーネントの監視を提供する、事前に設定およびインストールされた自己更新型のモニタリングスタックが組み込まれています。RHACS は、暗号化および認証されたエンドポイントを介して Red Hat OpenShift モニタリングにメトリクスを公開します。
13.1. Red Hat OpenShift を使用したモニタリング
Red Hat OpenShift を使用したモニタリングはデフォルトで有効になっています。このデフォルトの動作には設定は必要ありません。
以前に Prometheus Operator でモニタリングを設定している場合は、カスタムの ServiceMonitor
リソースを削除することを検討してください。RHACS には、Red Hat OpenShift のモニタリング用に事前設定された ServiceMonitor
が付属しています。複数の ServiceMonitor
を使用すると、スクレイピングが重複する可能性があります。
Red Hat OpenShift を使用したモニタリングは、Scanner ではサポートされていません。Scanner を監視する場合は、まずデフォルトの Red Hat OpenShift モニタリングを無効にする必要があります。次に、カスタム Prometheus モニタリングを設定します。
Red Hat OpenShift モニタリングの無効化の詳細は、「RHACS Operator を使用した Central サービスの Red Hat OpenShift モニタリングの無効化」または「Helm を使用した Central サービスの Red Hat OpenShift モニタリングの無効化」を参照してください。Prometheus の設定に関する詳細は、「カスタム Prometheus のモニタリング」を参照してください。