第18章 ログ


AMQ Broker は、Apache Log4j 2 ログユーティリティーを使用してメッセージログを提供します。ブローカーをインストールすると、<broker_instance_dir>/etc/log4j2.properties ファイルにデフォルトの Log4j 2 設定が実行されます。デフォルト設定では、ロガーはコンソールとファイルの両方に書き込みます。

AMQ Broker で利用可能なロガーを以下の表に示します。

表18.1 AMQ Broker ロガー
ロガー説明

org.apache.activemq.artemis.core.server

ブローカーコアをログに記録します。

org.apache.activemq.artemis.journal

Journal 呼び出しのログ

org.apache.activemq.artemis.utils

ユーティリティー呼び出しのログ

org.apache.activemq.artemis.jms

JMS 呼び出しをログに記録します。

org.apache.activemq.artemis.integration.bootstrap

ブートストラップ呼び出しのログ

org.apache.activemq.audit.base

すべての JMX オブジェクトメソッドへのアクセスをログに記録します。

org.apache.activemq.audit.message

実稼働、消費消費、メッセージのブラウジングなどのメッセージ操作をロギングします。

org.apache.activemq.audit.resource

JMX または AMQ Broker 管理コンソールからの認証イベント、作成または削除、および管理コンソールでのメッセージの参照をログに記録します。

18.1. ログレベルを変更する

次の apache.activemq.artemis.core.server ロガーの例に示すように、ロガー名の後の <logger name>.level 行でロガーごとにログレベルを設定できます。

logger.artemis_server.name=org.apache.activemq.artemis.core.server
logger.artemis_server.level=INFO

監査ロガーのデフォルトのログレベルは OFF で、ログが無効であることを意味します。AMQ Broker で使用できる他のロガーのデフォルトのログレベルは INFO です。Log4j 2 で使用できるログレベルの詳細は、Log4j 2 のドキュメント を参照してください。

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