2.6. HTTP 接続の設定
HTTP プロトコルを介した HTTP 接続トンネルは、ファイアウォールが HTTP トラフィックのみを許可する場合に便利です。AMQ Broker は HTTP が使用されているかどうかを自動的に検出するため、HTTP のネットワーク接続の設定は TCP の接続の設定と同じです。
前提条件
アクセプターおよびコネクターの設定を理解する必要があります。詳細は以下を参照してください。
手順
-
<broker_instance_dir>/etc/broker.xml
設定ファイルを開きます。 新しいアクセプターを追加するか、既存のアクセプターを変更します。接続 URI で、
tcp
をプロトコルとして指定します。IP アドレスまたはホスト名とブローカーのポートの両方を含めます。以下に例を示します。<acceptors> <acceptor name="http-acceptor">tcp://10.10.10.1:80</acceptor> ... </acceptors>
前述の例に基づいて、ブローカーは IP アドレス
10.10.10.1
でポート80
に接続するクライアントからの HTTP 通信を受け入れます。ブローカーは HTTP プロトコルが使用中であることを自動的に検出し、それに応じてクライアントと通信します。(任意設定): 同様の方法でコネクターを設定できます。以下に例を示します。
<connectors> <connector name="http-connector">tcp://10.10.10.2:80</connector> ... </connectors>
前述の例に記載されているコネクターを使用すると、ブローカーは IP アドレス
10.10.10.2
のポート80
にアウトバウンド HTTP 接続を作成します。
関連情報
- HTTP 接続は TCP と同じ設定パラメーターを使用しますが、いくつかの設定パラメーターもあります。HTTP 接続で利用可能なすべての設定オプションについては、付録A アクセプターおよびコネクター設定パラメーター を参照してください。
- HTTP の使用方法を示す完全な動作例については、JMS HTTP の例 を参照してください。