20.6. Ansible 設定ファイルの場所特定および設定
カスタム Ansible 設定ファイル (ansible.cfg) をプロジェクトのルートに配置して設定します。これにより、Automation Controller がジョブ実行の設定をカスタマイズできるようになります。
Ansible には設定ファイルは必要ありませんが、オペレーティングシステムパッケージには、カスタマイズできるように /etc/ansible/ansible.cfg にデフォルトの設定ファイルが含まれていることがよくあります。
カスタムの ansible.cfg ファイルを使用するには、それをプロジェクトのルートに配置します。Automation Controller は、プロジェクトディレクトリーのルートから ansible-playbook を実行し、そこでカスタムの ansible.cfg ファイルを探します。
プロジェクトの他の場所にある ansible.cfg ファイルは無視されます。
最初はデフォルトのままでも問題ありませんが、このファイルでデフォルトのモジュールパスや接続タイプなどを設定することも可能です。
Automation Controller は、いくつかの ansible.cfg のオプションをオーバーライドします。たとえば、Automation Controller は、SSH ControlMaster ソケット、SSH エージェントソケット、およびその他のジョブ実行ごとのアイテムを、ジョブごとの一時ディレクトリーに保存します。この一時ディレクトリーは、ジョブ実行に使用するコンテナーに渡されます。