12.5. レポートタイプ


レポートタイプに基づいたデータ収集およびレポート作成の追加設定について説明します。Ansible Automation Platform のインストールに基づき、各レポートタイプに環境変数を適用します。

12.5.1. CCSPv2

CCSPv2 は次の内容を示すレポートです。

  • 直接および間接的に管理されるノードの使用状況
  • すべてのインベントリーの内容
  • コンテンツの使用状況

このレポートは主に CCSP プログラムのパートナー様が使用しますが、すべてのお客様がこのレポートを使用して、Automation Controller の組織全体の管理対象ノード、ジョブ、コンテンツの使用状況を示すオンプレミスレポートを取得できます。

METRICS_UTILITY_REPORT_TYPE=CCSPv2 を使用してレポートタイプを設定します。

12.5.2. gather コマンドのオプションのコレクター

gather コマンドでは、次のオプションのコレクターを使用できます。

  • main_jobhostsummary

    • デフォルトで存在する場合、ジョブの実行と自動化された管理対象ノードに関する情報が含まれる Automation Controller データベースの main_jobhostsummary テーブルから、データが増分収集されます。
  • main_host

    • Automation Controller データベース内の main_host テーブルのスナップショットが毎日収集され、Automation Controller インベントリー全体に管理対象ノードとホストが存在します。
  • main_jobevent

    • Automation Controller データベースの main_jobevent テーブルからデータが増分収集され、使用中のモジュール、ロール、および Ansible コレクションに関する情報が含まれます。
  • main_indirectmanagednodeaudit

    • Automation Controller データベースの main_indirectmanagednodeaudit テーブルからデータが増分的に収集され、間接的に管理されるノードに関する情報が含まれます。

      # Example with all optional collectors
      export METRICS_UTILITY_OPTIONAL_COLLECTORS="main_host,main_jobevent,main_indirectmanagednodeaudit"
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12.5.3. build_report コマンドのオプションシート

build_report コマンドでは、次のオプションシートを使用できます。

  • ccsp_summary

    • これは、CCSP プログラムのパートナー様専用のランディングページです。このレポートでは、概要ページをカスタマイズするために追加のパラメーターを使用します。詳細は、以下の例を参照してください。

      export METRICS_UTILITY_PRICE_PER_NODE=11.55 # in USD
      export METRICS_UTILITY_REPORT_SKU=MCT3752MO
      export METRICS_UTILITY_REPORT_SKU_DESCRIPTION="EX: Red Hat Ansible Automation Platform, Full Support (1 Managed Node, Dedicated, Monthly)"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_H1_HEADING="CCSP NA Direct Reporting Template"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_COMPANY_NAME="Partner A"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_EMAIL="email@email.com"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_RHN_LOGIN="test_login"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_PO_NUMBER="123"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_END_USER_COMPANY_NAME="Customer A"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_END_USER_CITY="Springfield"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_END_USER_STATE="TX"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_END_USER_COUNTRY="US"
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  • jobs

    • 起動された Automation Controller ジョブのリストです。ジョブテンプレートごとにグループ化されています。
  • managed_nodes

    • Automation Controller によって自動化された管理対象ノードの重複排除リストです。
  • indirectly_managed_nodes

    • Automation Controller によって自動化された間接管理対象ノードの重複排除リストです。
  • infrastructure_summary

    • この追加タブには、間接ノードのインフラストラクチャー分類が 3 つのレベルでまとめられています。

      1. インフラストラクチャー
      2. デバイスカテゴリー
      3. デバイスの種別

分類マッピングは、生データ内のファクト列に依存します。

  • inventory_scope

    • Automation Controller のすべてのインベントリーに存在する管理対象ノードの重複排除リストです。
  • usage_by_organizations

    • 組織の使用状況を示すいくつかのメトリクスが含まれる、すべての Automation Controller 組織のリストです。内部チャージバックを実行するために適したデータが提供されます。
  • usage_by_collections

    • これは、Automation Controller ジョブ実行で使用される Ansible コレクションのリストです。
  • usage_by_roles

    • Automation Controller のジョブ実行で使用されるロールのリストです。
  • usage_by_modules

    • Automation Controller のジョブ実行で使用されるモジュールのリストです。
  • managed_nodes_by_organization

    • 組織ごとにシートが生成され、managed_nodes シートと同じ内容で、すべての組織の管理対象ノードがリストされます。
  • data_collection_status

    • レポートが作成された日付範囲について、gather コマンドで実行されたすべてのデータ収集のステータスが含まれるシートが生成されます。
    • 収集されたデータの品質の概要を示すために、data_collection_status には次の内容もリストされます。

      • コレクション間の異常なギャップ (collection_start_timestamp に基づく)
      • 収集間隔のギャップ (sinceuntil の比較に基づく)

        # Example with all optional sheets
        export METRICS_UTILITY_OPTIONAL_CCSP_REPORT_SHEETS='ccsp_summary,jobs,managed_nodes,indirectly_managed_nodes,inventory_scope,usage_by_organizations,usage_by_collections,usage_by_roles,usage_by_modules,data_collection_status'
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12.5.4. 組織別にレポートをフィルタリングする

メトリクスユーティリティーを使用してレポートを生成するときに、組織ごとにデータをフィルタリングできます。

特定の組織のみが表示されるようにレポートをフィルタリングするには、セミコロンで区切られた組織名のリストと、この環境変数を使用します。

export METRICS_UTILITY_ORGANIZATION_FILTER="Organization 1;Organization 2"

これにより、作成されたレポートには該当する組織のデータのみが表示されます。このフィルターは現在、次のオプションシートには影響しません。

  • usage_by_collections
  • usage_by_roles
  • usage_by_modules

12.5.5. CCSPv2 レポートの日付範囲の選択

CCSPv2 レポートのデフォルトの動作では、前月のレポートが作成されます。次の例では、このデフォルトの動作をオーバーライドして、レポートの特定の日付範囲を選択する方法を説明します。

# Build report for a specific month
metrics-utility build_report --month=2025-03

# Build report for a specific date range, including the provided days
metrics-utility build_report --since=2025-03-01 --until=2025-03-31

# Build report for a last 6 months from a current date
metrics-utility build_report --since=6months

# Build report for a last 6 months from a current date overwriting an existing report
metrics-utility build_report --since=6months --force
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12.5.6. RENEWAL_GUIDANCE

RENEWAL_GUIDANCE レポートは、HostMetric テーブルから使用状況履歴を提供します。その際には、重複排除を適用して、更新を案内するために実際の使用状況履歴を表示します。

このレポートを生成するには、レポートタイプを METRICS_UTILITY_REPORT_TYPE=RENEWAL_GUIDANCE に設定します。

重要

このレポートは現在、テクノロジープレビューソリューションです。awx-manage host_metric コマンドに組み込まれた場合、Automation Controller よりも多くの情報を提供するように設計されています。

12.5.6.1. ストレージと呼び出し

RENEWAL_GUIDANCE レポートでレポート結果を保存するために使用できるのはローカルディスクストレージのみです。このレポートにはデータ収集ステップがありません。コントローラーの HostMetric テーブルから直接読み取るため、METRICS_UTILITY_SHIP_PATH 配下に生データは保存されません。

# All parameters the RENEWAL_GUIDANCE report needs
export METRICS_UTILITY_SHIP_TARGET=controller_db
export METRICS_UTILITY_REPORT_TYPE=RENEWAL_GUIDANCE
export METRICS_UTILITY_SHIP_PATH=/path_to_built_report/...

# Will generate report for 12 months back with ephemeral nodes being nodes
# automated for less than 1 month.
metrics-utility build_report --since=12months --ephemeral=1month
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12.5.6.2. 一時的な使用状況の表示

metrics-utility コマンドラインツールは、管理対象ノードの一時的な使用状況を示すレポートを生成できます。

RENEWAL_GUIDANCE レポートは、-ephemeral パラメーターが指定されている場合、一時的な使用状況に関する追加のシートをリストする機能を提供します。--ephemeral=1month パラメーターを使用すると、最大 1 カ月間自動化され、その後は再度自動化されない管理対象ノードとしてエフェメラルノードを定義できます。このパラメーターを使用すると、12 カ月間の合計エフェメラル使用量は、1 カ月間という期間をローリングした場合のエフェメラルノードの最大使用量として算出されます。このシートもレポートに追加されます。

# Will generate report for 12 months back with ephemeral nodes being nodes
# automated for less than 1 month.
metrics-utility build_report --since=12months --ephemeral=1month
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12.5.6.3. RENEWAL_GUIDANCE レポートの日付範囲の選択

RENEWAL_GUIDANCE レポートのデフォルトの動作では、現在の日付のレポートが作成されます。次の例では、このデフォルトの動作をオーバーライドして、レポートの特定の日付範囲を選択する方法を説明します。

RENEWAL_GUIDANCE レポートには since パラメーターが必要です。これは、HostMetric データの性質上、対となるパラメーターがサポートされておらず、常に now に設定されるためです。すでに作成されているレポートの日付範囲をオーバーライドするには、コマンドでパラメーター -force を使用します。詳細は、以下の例を参照してください。

# Build report for a specific date range, including the provided days
metrics-utility build_report --since=2025-03-01

# Build report for a last 12 months from a current date
metrics-utility build_report --since=12months

# Build report for a last 12 months from a current date overwriting an existing report
metrics-utility build_report --since=12months --force
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12.5.7. CCSP

CCSP はオリジナルのレポート形式です。CCSPv2 のカスタマイズの多くは含まれておらず、CCSP パートナープログラムで使用することだけを目的としたものです。

12.5.8. gather コマンドのオプションのコレクター

gather コマンドでは、次のオプションのコレクターを使用できます。

  • main_jobhostsummary

    • デフォルトで存在する場合、Automation Controller データベースから main_jobhostsummary テーブルを収集し、自動化されたジョブの実行と管理対象ノードに関する情報を保持します。
  • main_host

    • Automation Controller データベースから main_host テーブルのスナップショットが毎日収集され、Automation Controller インベントリー全体に管理対象ノードまたはホストが存在します。
  • main_jobevent

    • Automation Controller データベースから main_jobevent テーブルを収集し、使用されているモジュール、ロール、および Ansible コレクションに関する情報を保持します。
  • main_indirectmanagednodeaudit

    • Automation Controller データベースから main_indirectmanagednodeaudit テーブルを収集し、間接的に管理されているノードに関する情報を保持します。
# Example with all optional collectors
export METRICS_UTILITY_OPTIONAL_COLLECTORS="main_host,main_jobevent,main_indirectmanagednodeaudit"
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12.5.9. build_report コマンドのオプションシート

build_report コマンドでは、次のオプションシートを使用できます。

  • ccsp_summary

    • CCSP プログラムのパートナー様専用のランディングページです。各 Automation Controller 組織による管理対象ノードの使用状況を表示します。
    • このレポートでは、概要ページをカスタマイズするために追加のパラメーターを使用します。詳細は、以下の例を参照してください。

      export METRICS_UTILITY_PRICE_PER_NODE=11.55 # in USD
      export METRICS_UTILITY_REPORT_SKU=MCT3752MO
      export METRICS_UTILITY_REPORT_SKU_DESCRIPTION="EX: Red Hat Ansible Automation Platform, Full Support (1 Managed Node, Dedicated, Monthly)"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_H1_HEADING="CCSP Reporting <Company>: ANSIBLE Consumption"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_COMPANY_NAME="Company Name"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_EMAIL="email@email.com"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_RHN_LOGIN="test_login"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_COMPANY_BUSINESS_LEADER="BUSINESS LEADER"
      export METRICS_UTILITY_REPORT_COMPANY_PROCUREMENT_LEADER="PROCUREMENT LEADER"
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
  • managed_nodes

    • Automation Controller によって自動化された管理対象ノードの重複排除リストです。
  • indirectly_managed_nodes

    • Automation Controller によって自動化された間接管理対象ノードの重複排除リストです。
  • inventory_scope

    • Automation Controller のすべてのインベントリーに存在する管理対象ノードの重複排除リストです。
  • usage_by_collections

    • Automation Controller のジョブ実行で使用される Ansible コレクションのリストです。
  • usage_by_roles

    • Automation Controller のジョブ実行で使用されるロールのリストです。
  • usage_by_modules

    • Automation Controller のジョブ実行で使用されるモジュールのリストです。
# Example with all optional sheets
export METRICS_UTILITY_OPTIONAL_CCSP_REPORT_SHEETS='ccsp_summary,managed_nodes,indirectly_managed_nodes,inventory_scope,usage_by_collections,usage_by_roles,usage_by_modules'
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12.5.10. CCSP レポートの日付範囲の選択

デフォルトでは、CCSPv2 レポートは前暦月のデータを生成します。この動作は、metrics-utility build_report コマンドを実行するときに別の月を指定することでオーバーライドできます。

このレポートのデフォルトの動作では、前月のレポートが作成されます。次の例では、このデフォルトの動作をオーバーライドして、レポートの特定の日付範囲を選択する方法を説明します。

# Builds report for a previous month
metrics-utility build_report

# Build report for a specific month
metrics-utility build_report --month=2025-03

# Build report for a specific month overwriting an existing report
metrics-utility build_report --month=2025-03 --force
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