7.2. ルールブックアクティベーションの設定
Ansible Automation Platform ダッシュボード内でルールブックアクティベーションを作成および設定できます。このプロセスにより、イベント駆動型の自動化を効率的に管理およびデプロイできるようになります。
前提条件
- Ansible Automation Platform ダッシュボードにコンテンツコンシューマーとしてログインしている。
- プロジェクトを設定した。
- 決定環境を設定した。
手順
- Ansible Automation Platform にログインします。
-
に移動します。 - をクリックします。
以下を入力します。
- Name
- 名前を入力します。
- Description
- このフィールドは任意です。
- Organization
- 組織名を入力するか、リストから Default を選択します。
- Project
- プロジェクトはルールブックの論理的なコレクションです。このフィールドは任意です。
- Rulebook
- 選択したプロジェクトに応じてルールブックが表示されます。
- Credential
このルールブックアクティベーションの認証情報を 0 個以上選択します。このフィールドは任意です。
注記- このフィールドに表示される認証情報は、ルールブックアクティベーションに基づいてカスタマイズされています。表示される認証情報のタイプは、Vault、Red Hat Ansible Automation Platform、または作成したカスタム認証情報タイプだけです。認証情報の詳細は、認証情報 を参照してください。
- Red Hat Ansible Automation Platform 認証情報を使用する予定の場合、ルールブックアクティベーションに選択できる Red Hat Ansible Automation Platform 認証情報タイプは 1 つだけ です。
- Decision environment
決定環境は、Ansible ルールブックを実行するためのコンテナーイメージです。
注記Event-Driven Ansible Controller では、決定環境のプルポリシーをカスタマイズすることはできません。デフォルトでは、always ポリシーの動作に従います。アクティベーションが開始されるたびに、システムはイメージの最新バージョンを取得しようとします。
- Restart policy
これは、ソースプラグインを実行しているコンテナープロセスが終了した後にアクティベーションを再開する方法を決定するポリシーです。
Policies:
- Always: ルールブックアクティベーションが正常に終了したかどうかに関係なく、ルールブックアクティベーションを直ちに再開します。これは 5 回まで実行されます。
- Never: コンテナープロセスが終了したときに、ルールブックアクティベーションを再開しません。
- On failure: コンテナープロセスが失敗した場合にのみ、デフォルトで 60 秒後にルールブックアクティベーションを再開します。これは 5 回まで実行されます。
- Log level
このフィールドでは、ログに記録するイベントの重大度とコンテンツのタイプを定義します。
Levels:
- Error: アクティベーションの History タブに表示されるエラーメッセージを含むログ。
- Info: 成功または失敗、トリガーされたアクション名と関連するアクションイベント、エラーなど、ルールブックアクティベーションに関する有用な情報を含むログ。
- Debug: デバッグフェーズでのみ役立ち、運用時にはあまり有用でない可能性がある情報を含むログ。このログレベルでは、エラーデータとログレベルデータの両方が対象となります。
- Service name
- これは、アクティベーションによりポートが公開される場合に、Kubernetes が受信接続を設定するためのサービス名を定義します。このフィールドは任意です。
- Rulebook activation enabled?
- これを選択すると、ルールブックアクティベーションが自動的に有効になります。
- Variables
ルールブックの変数は JSON または YAML 形式です。内容は、ansible-rulebook コマンドの
--vars
フラグによって渡されるファイルと同等です。注記Automation Controller と Event-Driven Ansible Controller のコンテキストでは、
extra_vars
と認証情報の両方を使用してさまざまな情報を保存できます。認証情報は、セキュリティーに優れ、管理が一元化されているため、パスワードや API キーなどの機密情報を保存する方法として推奨されます。一方、extra_vars
は動的な非機密データを渡すのに適しています。- オプション
- ルール監査にイベントを表示しない場合は、Skip audit events オプションをオンにします。
- をクリックします。
結果
ルールブックアクティベーションが作成され、Rulebook Activations 画面で管理できるようになります。
新しいルールブックアクティベーションを保存すると、ルールブックアクティベーションの詳細ページが、Pending、Running、または Failed ステータスとともに表示されます。詳細ページまたは Rulebook Activations リストビューから、ルールブックアクティベーションを再開または削除できます。
ソースプラグインがシャットダウンすると、一定時間後にルールブックが正常に終了することがあります。ルールブックアクティベーションがシャットダウンすると、待機中のタスクがすべてキャンセルされ、アクティベーションのログに info レベルのメッセージが送信されます。詳細は、Rulebooks を参照してください。