第10章 簡易イベントルーティング


簡易イベントルーティングを使用すると、Event-Driven Ansible Controller でイベントストリームを使用してさまざまなリモートシステムからデータをキャプチャーおよび分析できます。イベントストリームを使用すると、GitHub や GitLab などのリモートシステムから Event-Driven Ansible Controller にイベントを送信できます。ルールブック内のソースを交換することで、アクティベーションに 1 つ以上のイベントストリームを割り当てることができます。

イベントストリームは、ソースをルールブックに接続する簡単な方法です。この機能を使用すると、1 つのエンドポイントを作成してイベントソースからアラートを受信し、複数のルールブックでイベントを使用できます。

10.1. イベントストリーム

イベントストリームは、リモートシステムから Event-Driven Ansible Controller にイベントを送信できます。一般的なセットアップでは、サーバーからインターネット経由でイベントストリームにデータを送信し、さらに Event-Driven Ansible イベントストリームレシーバーに送信します。データをインターネット経由で送信する場合、要求を認証する必要があります。Webhook ベンダーまたはリモートシステムによって、認証方法が異なる場合があります。

Event-Driven Ansible Controller は、6 つの異なるイベントストリームタイプをサポートしています。

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表10.1 イベントストリームタイプ
Descriptionベンダー

HMAC

Hashed Message Authentication Code (HMAC)。Event-Driven Ansible Controller とベンダーの Webhook サーバー間の共有シークレットを使用します。これによりメッセージの整合性が保証されます。

GitHub

Basic 認証

HTTP Basic 認証を使用します。

Datadog、Dynatrace

トークン認証

トークン認証を使用します。通常、HTTP ヘッダーは Authorization ですが、Gitlab などの一部のベンダーは X-Gitlab-Token を使用します。

Gitlab、ServiceNow

OAuth2

クライアントクレデンシャル と呼ばれる付与タイプで Machine-to-Machine (M2M) モードを使用します。トークンは不透明です。

Dynatrace

JWT を使用した OAuth2

クライアントクレデンシャル と呼ばれる付与タイプで M2M モードを使用します。トークンは JSON Web Token (JWT) です。

Datadog

ECDSA

Elliptic Curve Digital Signature Algorithm

SendGrid、Twilio

Event-Driven Ansible Controller は、6 つの基本的なイベントストリームタイプに基づく 4 つの他の特殊なイベントストリームもサポートしています。

  • GitLab Event Stream
  • GitHub Event Stream
  • ServiceNow Event Stream
  • Dynatrace Event Stream

これらの特殊なタイプでは、デフォルト値が追加されているため、使用するパラメーターが制限されます。たとえば、GitHub Event Stream は、HMAC Event Stream を特殊化したものであり、多くのフィールドがあらかじめ入力されています。GitHub Event Stream の認証情報を保存すると、GitHub Event Stream の推奨デフォルト値が表示されます。

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