10.5. イベントストリームの静的な汎用一意識別子 (UUID)
静的な汎用一意識別子 (UUID) を使用してイベントストリームを設定すると、イベントストリームサービスが再作成された場合でも、Webhook URL の一貫性が維持されます。
この機能は、ファイアウォールやサードパーティーの Webhook などの外部システムを新しい URL を使用するように簡単に再設定できない障害復旧シナリオに関連しています。静的 UUID の使用を検討する際の重要な概念は次のとおりです。
- 障害復旧のサポート
-
静的 UUID により、
https://your-eda-server.com/api/eda/v1/external_event_stream/{uuid}/の形式に従う外部 Webhook URL が、サービスの再作成時に変更されないようにします。 - 一意性
- 指定する UUID は、システム内のすべての既存のイベントストリームにわたって一意である必要があります。
- セキュリティー警告
- 静的 UUID を使用すると、Webhook URL が予測可能になり、セキュリティーが低下する可能性があります。この機能は、URL の一貫性が重要であり、強力な追加のセキュリティー対策 (強力な認証やネットワーク制限など) を実装している場合にのみ使用してください。通常の操作では、常に自動生成された (動的) UUID を使用します。
強力な認証情報タイプ (HMAC、mTLS) やネットワーク制限などの追加のセキュリティー対策が実施されていることを確認する必要があります。
10.5.1. 静的 UUID を使用したイベントストリームの更新 (API メソッド) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
静的なカスタム UUID を使用する場合は、API を使用してイベントストリームを更新する必要があります。作成用の API エンドポイントは POST/api/eda/v1/event-streams/ です。
前提条件
- Ansible Automation Platform2.6-next
手順
- Ansible Automation Platform にログインします。
- ナビゲーションパネルから Overview を選択します。
URL で、Overview を API エンドポイント
api/eda/v1/に置き換えます (例:https://<platformURL>.com/api/eda/v1/)。Api V1 Rootページには、EDA リソース URL のリストが表示されます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
リストの最後にある
”eventstream-list”URL をクリックします。これにより Event Stream List ページに移動します。 更新するイベントストリーム UUID の
“id”を見つけてコピーします。これは、イベントストリームデータの最後にあります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
URL の末尾に id (例: https://<platformURL>.com/api/eda/v1/ <id#>) を貼り付けて、Enter を押します。現在の
“uuid”値を含む Event Stream Instance ページが表示されます。 -
Event Stream Instance ページの最後にあるフォームで、
“uuid”フィールドの値を任意の静的な一意文字列に更新します。 - Patch をクリックします。
検証
- イベントストリームの UUID が新しい静的文字列に更新されていることを確認します。