9.2. HTTP 要求の送信プロキシーマッピング
				プロキシーを使用するように送信要求を設定するには、標準プロキシー環境変数である HTTP_PROXY、HTTPS_PROXY、NO_PROXY を使用してプロキシーマッピングを設定します。
			
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HTTP_PROXYおよびHTTPS_PROXY変数は、すべての送信 HTTP 要求に使用されるプロキシーサーバーを表します。Red Hat build of Keycloak では、この 2 つの変数は区別されません。両方の変数を定義すると、プロキシーサーバーが使用する実際のスキームに関係なく、HTTPS_PROXYが優先されます。 - 
						
NO_PROXY変数は、プロキシーを使用しないホスト名のコンマ区切りリストを定義します。指定したホスト名ごとに、そのすべてのサブドメインもプロキシーの使用から除外されます。 
				環境変数は小文字または大文字にすることができます。小文字が優先されます。たとえば、HTTP_PROXY と http_proxy の両方を定義した場合、http_proxy が使用されます。
			
プロキシーマッピングと環境変数の例
HTTPS_PROXY=https://www-proxy.acme.com:8080 NO_PROXY=google.com,login.facebook.com
HTTPS_PROXY=https://www-proxy.acme.com:8080
NO_PROXY=google.com,login.facebook.com
この例では、次のような結果になります。
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						google.com または google.com のサブドメイン (例: auth.google.com) への要求を除き、すべての送信要求はプロキシー 
https://www-proxy.acme.com:8080を使用します。 - login.facebook.com とそのすべてのサブドメインは、定義されたプロキシーを使用しません。ただし、groups.facebook.com は login.facebook.com のサブドメインではないため、除外されます。