15.2. ビルド時間のオプション


15.2.1. SPI 用の単一プロバイダーの設定

SPI によっては、複数のプロバイダー実装が同時に存在することも可能ですが、実行時に使用されるのはそのうちの 1 つだけです。これらの SPI の場合、特定のプロバイダーがランタイムにアクティブになり使用される主要な実装になります。形式は、以下で構成されています。

spi-<spi-id>--provider=<provider-id>
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注記

spi-<spi-id>-provider=<provider-id > は引き続き使用できますが、サーバーは拡大が必要な場合を適切に検出しません。

プロバイダーを単一のプロバイダーとして設定するには、次のように build コマンドを実行する必要があります。

mycustomprovider プロバイダーを email-template SPI の単一プロバイダーとしてマークする

bin/kc.[sh|bat] build --spi-email-template--provider=mycustomprovider
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15.2.2. SPI のデフォルトプロバイダーの設定

SPI に応じて、複数のプロバイダー実装が共存でき、デフォルトでは 1 つが使用されます。これらの SPI の場合、特定のプロバイダーが要求されない限り、特定のプロバイダーがデフォルトの実装として選択されます。形式は、以下で構成されています。

spi-<spi-id>--provider-default=<provider-id>
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注記

spi-<spi-id>-provider-default=<provider-id > は引き続き使用できますが、サーバーは拡張が必要な場合を適切に検出しません。

デフォルトのプロバイダーを決定するために、次のロジックが使用されます。

  1. 明示的に設定されたデフォルトプロバイダー
  2. 最も高い順位のプロバイダー (順序が 0 以下のプロバイダーは無視)
  3. ID が default に設定されているプロバイダー

プロバイダーをデフォルトプロバイダーとして設定するには、次のように build コマンドを実行する必要があります。

mycustomhash プロバイダーを password-hashing SPI のデフォルトプロバイダーとしてマークする

bin/kc.[sh|bat] build --spi-password-hashing--provider-default=mycustomprovider
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15.2.3. プロバイダーの有効化と無効化

形式は、以下で構成されています。

spi-<spi-id>--<provider-id>--enabled=<boolean>
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注記

spi-<spi-id>-<provider-id>-enabled=<boolean > は引き続き使用できますが、サーバーは拡張が必要な場合を適切に検出しません。

プロバイダーを有効または無効にするには、次のように build コマンドを実行する必要があります。

プロバイダーを無効にする

bin/kc.[sh|bat] build --spi-email-template--mycustomprovider--enabled=true
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プロバイダーを無効にするには、同じコマンドを使用し、enabled プロパティーを false に設定します。

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