2.2. API の互換性例外
以下は、Red Hat build of MicroShift での互換性の例外になります。
アップグレードされたクラスターと新規インストールの間の機能のデフォルト
現時点では、製品のマイナーリリースの新規インストールが、以前のマイナーリリースでインストールされ、同等のバージョンにアップグレードされた製品のバージョンと同じ機能デフォルトになるという保証はありません。たとえば、製品の今後のバージョンでは、以前のマイナーバージョンとは異なるデフォルト設定で、クラウドインフラストラクチャーがプロビジョニングされる可能性があります。さらに、選択されていたセキュリティーに関するデフォルトの内容は、今後の製品バージョンと、過去の製品バージョンで異なる場合があります。製品の過去のバージョンはアップグレードされますが、特に下位互換性を維持するために、必要に応じて従来の選択肢が保持されます。
"unsupported” または undocumented annotations の接頭辞を持つ API フィールドの使用
製品で API を選択すると、unsupported<FieldName>
の接頭辞が付いたフィールドが公開されます。現時点では、このフィールドの使用がリリース間または同一リリース内でサポートされるという保証はありません。製品サポートは、特定の問題をデバッグする場合に、このフィールドで値を指定するようにお客様に依頼することはできますが、それ以外での使用はサポートされていません。明示的に文書化されていないオブジェクトでのアノテーションの使用に関しては、マイナーリリース間でのサポートは保証されていません。
製品インストールトポロジーごとの API の可用性
OpenShift ディストリビューションは、サポートされているインストールトポロジーを進化させ続け、あるインストールトポロジーのすべての API が必ずしも別のトポロジーに含まれるとは限りません。たとえば、特定のトポロジーでは、製品のインストールトポロジーと競合している場合、またはそのトポロジーに関連しておらず、特定の API がまったく含まれていない場合に、特定の API への読み取り/書き込みアクセスを制限できます。特定のトポロジーに存在する API は、上記で定義した互換性の階層に従ってサポートされます。