1.3.2. サンプルアプリケーションの概要
例としては、クラウドネイティブのアプリケーションとサービスを構築する方法を実証する作業用アプリケーションが挙げられます。これらは、アプリケーションの開発時に使用する必要がある規定アーキテクチャー、設計パターン、ツール、およびベストプラクティスを示しています。サンプルアプリケーションは、クラウドネイティブマイクロサービスを作成するためのテンプレートとして使用できます。本ガイドで説明されているデプロイメントプロセスを使用して、この例を更新し、再デプロイすることができます。
この例では、以下のような マイクロサービスパターン を実装します。
- REST API の作成
- データベースとの相互運用性
- ヘルスチェックパターンの実装
- アプリケーションの設定の外部化により、よりセキュアでスケーリングが容易になります。
サンプルアプリケーションは、以下のように使用できます。
- 技術のデモンストレーション
- プロジェクトのアプリケーションを開発する方法を理解するためのツールまたはサンドボックスを学習する
- 独自のユースケースの更新または拡張の開始
各サンプルアプリケーションは、1 つ以上のランタイムに実装されます。たとえば、REST API Level 0 の例は、以下のランタイムで利用できます。
以降のセクションでは、Node.js ランタイムに実装されたサンプルアプリケーションについて説明します。
以下のサンプルアプリケーションをすべてダウンロードしてデプロイできます。
- x86_64 アーキテクチャー: 本ガイドのアプリケーションの例は、x86_64 アーキテクチャーでサンプルアプリケーションをビルドおよびデプロイする方法を説明します。
s390x アーキテクチャー: IBM Z インフラストラクチャーでプロビジョニングされる OpenShift 環境にサンプルアプリケーションをデプロイするには、コマンドに適切な IBM Z イメージ名を指定します。
このサンプルアプリケーションでは、ワークフローを実証するために Red Hat Data Grid などの他の製品も必要です。この場合、これらの製品のイメージ名を、サンプルアプリケーションの YAML ファイルの関連する IBM Z イメージ名に変更する必要があります。