4.18. 無名クラスとインスタンスの main() メソッド (プレビュー)


Red Hat build of OpenJDK 21 では、無名クラスとインスタンスの main() メソッドが導入されています。これは、教育目的で Java プログラミング言語を強化するプレビュー機能です。

無名クラスとインスタンス main() メソッドを使用すると、大規模で複雑なプログラムの Java 言語機能を理解していなくても、簡潔な方法で基本的な Java プログラムを書き始めることができます。Java の別の方言を使用するのではなく、単一クラスプログラムの合理化された宣言を記述し、Java の知識が増えるにつれて、より高度な機能を使用するようにプログラムをシームレスに変更できます。

ソースコードを簡素化し、学生が自分のコードに集中できるようにするために、Java では、学生が次の基準を満たすインスタンス main() メソッドを起動できます。

  • 静的ではない
  • 公開する必要がない
  • String[] パラメーターが必要ない

以下に例を示します。

class HelloWorld {
	void main() {
    		System.out.println("Hello, World!");
	}
}
Copy to Clipboard

学生がオブジェクト指向の概念を学習する前にコードの作成を開始できるように、Red Hat build of OpenJDK 21 では、クラス宣言を暗黙的にする無名クラスも導入されています。以下に例を示します。

void main() {
	System.out.println("Hello, World!");
}
Copy to Clipboard

この機能をテストするには、プレビュー機能を有効にしてください。以下に例を示します。

  • プログラムをコンパイルして実行する場合は、次のコマンドを入力します。

    javac --release 21 --enable-preview Main.java
    java --enable-preview Main
    Copy to Clipboard
  • ソースコードランチャーを使用する場合は、以下のコマンドを入力します。

    java --source 21 --enable-preview Main.java
    Copy to Clipboard

詳細は、JEP 445: Unnamed Classes and Instance Main Methods (Preview) を参照してください。

トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat