6.3. Ceph Management Dashboard
prometheus クエリーは、ダッシュボードで CPU 使用率についてリアルタイムメトリクスを報告するように修正される
以前のバージョンでは、Red Hat Ceph Storage ダッシュボードのホスト画面では、不正確な prometheus クエリーによりクラスター内のノードの CPU 使用率に関する誤ったデータが表示されました。今回のリリースにより、prometheus クエリーが修正され、CPU 使用率のデータはほぼリアルタイムのメトリクスになりました。
Red Hat Ceph Storage ダッシュボードに埋め込まれた Grafana ダッシュボードからの将来のデータの使用が予想されるオプションが削除される
以前のバージョンでは、パフォーマンスグラフ全体で「Historical Data」からオプション「this week」を選択すると、将来のデータを使用する可能性のある Grafana メトリクスの履歴データオプションが少ないため、メトリクスが表示されませんでした。今回のリリースにより、将来のデータが使用される予定の履歴データオプションが削除され、メトリックスが予想通りに表示されるようになりました。
Cherrypy がバージョンをヘッダーおよびエラーページに表示しなくなる
以前のバージョンでは、cherrypy はヘッダーとエラーページにそのバージョンを表示しました。この情報を公開すると、潜在的なセキュリティーの脆弱性が発生しました。今回のリリースにより、ダッシュボードおよび Prometheus サーバーの両方のヘッダーに、cherrypy バージョンではなく Ceph-Dashboard および Ceph-Prometheus が表示されるようになりました。この変更により、セキュリティーの脆弱性がなくなります。