第5章 非推奨の機能
本セクションでは、Red Hat Ceph Storage の本リリースまでのすべてのマイナーリリースで非推奨となった機能の概要を説明します。
Ubuntu がサポート対象外
Ubuntu への Red Hat Ceph Storage 4 クラスターのインストールはサポートされなくなりました。Red Hat Enterprise Linux を基礎となるオペレーティングシステムとして使用します。
ceph-ansible を使用した iSCSI ゲートウェイの設定はサポート対象外
ceph-ansible ユーティリティーを使用した Ceph iSCSI ゲートウェイの設定はサポートされなくなりました。ceph-ansible を使用してゲートウェイをインストールし、続いて gwcli ユーティリティーを使用して Ceph iSCSI ゲートウェイを設定します。詳細は、『Red Hat Ceph Storage ブロックデバイスガイド』の「Ceph iSCSI ゲートウェイ」の章を参照してください。
ceph-disk が非推奨に
今回のリリースで、ceph-disk ユーティリティーがサポートされなくなりました。代わりに ceph-volume ユーティリティーが使用されます。Red Hat Ceph Storage 4 の 『管理ガイド』に含まれる「ceph-volume が `ceph-disk` に置き換えられた理由」セクションを参照してください。
FileStore は実稼働環境でサポートされなくなる
FileStore OSD バックエンドは、新規 BlueStore バックエンドが実稼働環境で完全にサポートされるため、非推奨になりました。『Red Hat Ceph Storage インストールガイド』の「オブジェクトストアを FileStore から BlueStore に移行する方法」セクションを参照してください。
Ceph 設定ファイルが非推奨に
Ceph 設定ファイル (ceph.conf) が非推奨になり、Ceph Monitor に保管された新たな集中設定が提供されるようになりました。詳細は、『Red Hat Ceph Storage 設定ガイド』の「Ceph 設定データベース」セクションを参照してください。
5.1. Ceph Volume ユーティリティー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
dm-cache のデバイス設定での OSD のデプロイはサポート対象外
dm-cache を使用した OSD のデプロイはサポートされなくなりました。dm-cache の代わりに Bluestore バックエンドを使用してください。
詳細は、『Red Hat Ceph Storage インストールガイド』の「オブジェクトストアを FileStore から BlueStore に移行する方法」セクションを参照してください。