4.7. Swift の一時 URL 操作


一時的なアクセスを可能にするため、radosgw の swift エンドポイントによりサポートされます。たとえば、GET リクエストは、認証情報を共有せずにオブジェクトに送信されます。

この機能には、最初に X-Account-Meta-Temp-URL-Key の値を設定し、必要に応じて X-Account-Meta-Temp-URL-Key-2 を設定する必要があります。Temp URL 機能は、これらの秘密鍵に対する HMAC-SHA1 署名に依存します。

4.7.1. Swift が一時 URL オブジェクトを取得

一時 URL は、以下の要素を含む暗号化 HMAC-SHA1 署名を使用します。

  • Request メソッドの値 (例:GET)
  • エポックからの経過時間 (秒単位)。つまり Unix 時間です。
  • v1 以降のリクエストパス

上記の項目は、それらの間に新しい行が追加されて正規化され、HMAC は前述の Temp URL キーのいずれかに対して SHA-1 ハッシュアルゴリズムを使用して生成されます。

上記を示すサンプルの Python スクリプトを以下に示します。

import hmac
from hashlib import sha1
from time import time

method = 'GET'
host = 'https://objectstore.example.com'
duration_in_seconds = 300  # Duration for which the url is valid
expires = int(time() + duration_in_seconds)
path = '/v1/your-bucket/your-object'
key = 'secret'
hmac_body = '%s\n%s\n%s' % (method, expires, path)
hmac_body = hmac.new(key, hmac_body, sha1).hexdigest()
sig = hmac.new(key, hmac_body, sha1).hexdigest()
rest_uri = "{host}{path}?temp_url_sig={sig}&temp_url_expires={expires}".format(
     host=host, path=path, sig=sig, expires=expires)
print rest_uri

出力例

https://objectstore.example.com/v1/your-bucket/your-object?temp_url_sig=ff4657876227fc6025f04fcf1e82818266d022c6&temp_url_expires=1423200992

4.7.2. Swift POST 一時 URL キー

必要なキーを持つ swift アカウントへの POST リクエストは、一時 URL アクセスをアカウントに提供できるアカウントのシークレット一時 URL キーを設定します。最大 2 つのキーがサポートされ、一時 URL を無効化せずに鍵をローテーションできるように、両方のキーに対して署名がチェックされます。

構文

POST /API_VERSION/ACCOUNT HTTP/1.1
Host: FULLY_QUALIFIED_DOMAIN_NAME
X-Auth-Token: AUTH_TOKEN

リクエストヘッダー

X-Account-Meta-Temp-URL-Key
説明
任意の文字列値を取るユーザー定義のキー。
String
必須
はい
X-Account-Meta-Temp-URL-Key-2
説明
任意の文字列値を取るユーザー定義のキー。
String
必須
いいえ
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