8.2. クライアントマシンでのキーリングの設定
ほとんどの Ceph クラスターは認証が有効な状態で実行され、クライアントはクラスターマシンと通信するために鍵が必要です。Ceph モニターに到達するためにクライアントに詳細を提供できるキーリングを生成できます。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- ノードへの root アクセス。
手順
キーリングを設定するノードで、
/etc
フォルダーにディレクトリーceph
を作成します。例
[root@host01 ~]# mkdir /etc/ceph/
ceph
ディレクトリーの/etc/ceph
ディレクトリーに移動します。例
[root@host01 ~]# cd /etc/ceph/
クライアントのキーリングを生成します。
構文
ceph auth get-or-create client.CLIENT_NAME -o /etc/ceph/NAME_OF_THE_FILE
例
[root@host01 ceph]# ceph auth get-or-create client.fs -o /etc/ceph/ceph.keyring
ceph.keyring
ファイルの出力を確認します。例
[root@host01 ceph]# cat ceph.keyring [client.fs] key = AQAvoH5gkUCsExAATz3xCBLd4n6B6jRv+Z7CVQ==
出力は
/etc/ceph/ceph.keyring
などのキーリングファイルに配置する必要があります。