2.4. クラスターのアップグレード


ダッシュボードを使用して Ceph クラスターをアップグレードします。

クラスターイメージは registry.redhat.io から自動的にプルされます。必要に応じて、アップグレードにカスタムイメージを使用します。

前提条件

アップグレードプロセスを開始する前に、アップグレードバージョンパスとオペレーティングシステムがサポートされていることを確認してください。詳細は、Red Hat Ceph Storage 8.0 の互換性マトリックス を参照してください。

始める前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。

重要

これらの項目はダッシュボードからは実行できないため、ダッシュボードからクラスターのアップグレードを続行する前に、コマンドラインインターフェイスを使用して手動で完了する必要があります。

注記

詳細は、非接続環境での Red Hat Ceph Storage クラスターのアップグレード を参照し、手順 1 から 7 を完了してください。

  1. 最新の cephadm

    構文

    dnf udpate cephadm
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  2. 最新の cephadm-ansible

    構文

    dnf udpate cephadm-ansible
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  3. 最新の cephadm pre-flight playbook

    構文

    ansible-playbook -i INVENTORY_FILE cephadm-preflight.yml --extra-vars "ceph_origin=custom upgrade_ceph_packages=true"
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  4. クラスターのアップグレード中にアラートやデータの再バランスを回避するには、次の Ceph コマンドを実行します。

    構文

    ceph health mute DAEMON_OLD_VERSION --sticky
    ceph osd set noout
    ceph osd set noscrub
    ceph osd set nodeep-scrub
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手順

  1. ダッシュボードの Administration > Upgrade から、クラスターのアップグレードが利用可能かどうかを確認し、必要に応じてアップグレードします。

    注記

    ダッシュボードに Not retrieving upgrades というメッセージが表示された場合は、レジストリーが Podman または Docker への適切なログイン認証情報を使用してコンテナー設定ファイルに追加されたかどうかを確認してください。

    必要に応じて、アップグレードプロセス中に Pause または Stop をクリックします。アップグレードの進捗は、アップグレード中の情報メッセージとともに進捗バーに表示されます。

    注記

    アップグレードを停止する場合、まずアップグレードが一時停止し、その後アップグレードの停止を求めるプロンプトが表示されます。

  2. オプション: Upgrade ページの Cluster logs セクションから、アップグレードプロセス中のクラスターログを表示します。
  3. クラスターのステータスに OK 状態が表示されていることを確認して、アップグレードが正常に完了したことを確認します。
  4. アップグレードが完了したことを確認したら、nooutnoscrubnodeep-scrub フラグの設定を解除します。

    [ceph: root@host01 /]# ceph osd unset noout
    [ceph: root@host01 /]# ceph osd unset noscrub
    [ceph: root@host01 /]# ceph osd unset nodeep-scrub
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