10.4.4. hotrod.properties ファイル
リモートキャッシュストアの設定を使用するには、hotrod.properties ファイルを作成し、リモートキャッシュストアの設定に関連するクラスパスに含まれるようにする必要があります。
hotrod.properties ファイルにはプロパティーが 1 つ以上含まれます。最も単純な hotrod.properties ファイルには以下が含まれます。
infinispan.client.hotrod.server_list=remote-server:11222
hotrod.properties に含めることができるプロパティーは次の通りです。
infinispan.client.hotrod.request_balancing_strategy
- レプリケートされた Hot Rod サーバークラスターでは、このストラテジーに従ってクライアントがサーバーへの要求のバランスを取ります。このプロパティーのデフォルト値は
org.infinispan.client.hotrod.impl.transport.tcp.RoundRobinBalancingStrategy
です。 infinispan.client.hotrod.server_list
- 接続する Hot Rod サーバーの初期リストです。「host1:port1;host2:port2」 のような形式で指定されます。最低でも 1 つの host:port を指定する必要があります。このプロパティーのデフォルト値は
127.0.0.1:11222
です。 infinispan.client.hotrod.force_return_values
- すべての呼び出しに対して暗黙的に Flag.FORCE_RETURN_VALUE を行うかどうか。このプロパティーのデフォルト値は
false
です。 infinispan.client.hotrod.tcp_no_delay
- TCP スタックの TCP NODELAY に影響します。このプロパティーのデフォルト値は
true
です。 infinispan.client.hotrod.ping_on_startup
- true の場合、クラスターのトポロジーを取り込むため、ping リクエストがバックエンドサーバーへ送信されます。このプロパティーのデフォルト値は
true
です。 infinispan.client.hotrod.transport_factory
- 使用されるトランスポートを制御します。現在、TcpTransport のみがサポートされます。このプロパティーのデフォルト値は
org.infinispan.client.hotrod.impl.transport.tcp.TcpTransportFactory
です。 infinispan.client.hotrod.marshaller
- ユーザーオブジェクトをシリアライズおよびデシリアライズするため、カスタムマーシャラーの実装を指定できるようにします。このプロパティーのデフォルト値は
org.infinispan.marshall.jboss.GenericJBossMarshaller
です。 infinispan.client.hotrod.async_executor_factory
- 非同期呼び出しのカスタム非同期エクゼキューターを指定できるようにします。このプロパティーのデフォルト値は
org.infinispan.client.hotrod.impl.async.DefaultAsyncExecutorFactory
です。 infinispan.client.hotrod.default_executor_factory.pool_size
- デフォルトのエクゼキューターが使用される場合、エクゼキューターを初期化するスレッド数を設定します。このプロパティーのデフォルト値は
10
です。 infinispan.client.hotrod.default_executor_factory.queue_size
- デフォルトのエクゼキューターが使用される場合、エクゼキューターを初期化するキューサイズを設定します。このプロパティーのデフォルト値は
100000
です。 infinispan.client.hotrod.hash_function_impl.1
- ハッシュ関数のバージョンと使用中の一貫したハッシュアルゴリズムを指定します。使用される Hot Rod サーバーのバージョンと密接に関係しています。このプロパティーのデフォルト値は
Hash function specified by the server in the responses as indicated in ConsistentHashFactory
です。 infinispan.client.hotrod.key_size_estimate
- このヒントは、キーをシリアライズおよびデシリアライズする時にアレイのサイズ変更を最小限にするため、バイトバッファーのサイズを設定できるようにします。このプロパティーのデフォルト値は
64
です。 infinispan.client.hotrod.value_size_estimate
- このヒントは、値をシリアライズおよびデシリアライズする時にアレイのリサイズを最小限にするため、バイトバッファーをサイジングできるようにします。このプロパティーのデフォルト値は
512
です。 infinispan.client.hotrod.socket_timeout
- このプロパティーは、サーバーからのバイト待ちを断念する前の最大ソケット読み取りタイムアウトを定義します。The default value for this property is
60000 (equals 60 seconds)
. infinispan.client.hotrod.protocol_version
- このプロパティーは、クライアントが使用する必要があるプロトコルのバージョンを定義します。他の有効値には 1.0 が含まれます。このプロパティーのデフォルト値は
1.1
です。 infinispan.client.hotrod.connect_timeout
- このプロパティーは、サーバーへの接続を断念する前の最大ソケット接続タイムアウトを定義します。The default value for this property is
60000 (equals 60 seconds)
.
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