9.3. Data Grid メトリックの設定
Data Grid は、あらゆる監視システムと互換性のあるメトリクスを生成します。
- ゲージは、書き込み操作または JVM アップタイムの平均数 (ナノ秒) などの値を指定します。
- ヒストグラムは、読み取り、書き込み、削除の時間などの操作実行時間の詳細を提供します。
デフォルトでは、Data Grid は統計を有効にするとゲージを生成しますが、ヒストグラムを生成するように設定することもできます。
Data Grid メトリックは、vendor
スコープで提供されます。JVM に関連するメトリックは base
スコープで提供されます。
手順
- Data Grid 設定を開いて編集します。
-
metrics
要素またはオブジェクトをキャッシュコンテナーに追加します。 -
gauges
属性またはフィールドを使用してゲージを有効または無効にします。 -
histograms
属性またはフィールドでヒストグラムを有効または無効にします。 - クライアント設定を保存して閉じます。
メトリックの設定
XML
<infinispan> <cache-container statistics="true"> <metrics gauges="true" histograms="true" /> </cache-container> </infinispan>
JSON
{ "infinispan" : { "cache-container" : { "statistics" : "true", "metrics" : { "gauges" : "true", "histograms" : "true" } } } }
YAML
infinispan: cacheContainer: statistics: "true" metrics: gauges: "true" histograms: "true"
検証
Data Grid Server は、Prometheus などの監視ツールで収集できる統計情報を metrics
エンドポイントを通じて公開します。統計が metrics
エンドポイントにエクスポートされていることを確認するには、以下の操作を実行します。
Prometheus 形式
curl -v http://localhost:11222/metrics \ --digest -u username:password
OpenMetrics 形式
curl -v http://localhost:11222/metrics \ --digest -u username:password \ -H "Accept: application/openmetrics-text"
Data Grid は、MicroProfile の JSON 形式でのメトリクスを提供しなくなりました。