1.5. 起動時に Data Grid Server 設定を渡す
Data Grid Server の起動時にカスタム設定を指定します。
Data Grid Server は、--server-config
引数を使用して起動時にオーバーレイする複数の設定ファイルを解析できます。必要な数の設定オーバーレイファイルを任意の順序で使用できます。設定オーバーレイファイル:
-
有効なデータグリッド設定であり、ルート
server
要素またはフィールドが含まれている必要があります。 - オーバーレイファイルの組み合わせが完全な設定になる限り、完全な設定である必要はありません。
Data Grid Server は、オーバーレイファイル間の競合する設定を検出しません。各オーバーレイファイルは、前述の設定で競合する設定を上書きします。
起動時にキャッシュ設定を Data Grid Server に渡した場合、これらのキャッシュはクラスター全体に動的に作成されません。キャッシュを各ノードに手動で伝播する必要があります。
さらに、起動時に Data Grid Server に渡すキャッシュ設定には、infinispan
および cache-container
要素が含まれている必要があります。
前提条件
- サーバーディストリビューションをダウンロードしてインストールします。
-
カスタムサーバー設定を Data Grid Server インストールの
server/conf
ディレクトリーに追加します。
手順
-
$RHDG_HOME
でターミナルを開きます。 以下のように、
--server-config=
または-c
引数を使用して 1 つ以上の設定ファイルを指定します。bin/server.sh -c infinispan.xml -c datasources.yaml -c security-realms.json