15.2. アクセスログ


アクセスログは、Hot Rod および REST エンドポイントのすべてのインバウンドクライアント要求を $RHDG_HOME/server/log ディレクトリー内のファイルを記録します。

org.infinispan.HOTROD_ACCESS_LOG
Hot Rod アクセスメッセージを hotrod-access.log ファイルに書き込むロギングカテゴリー。
org.infinispan.REST_ACCESS_LOG
REST アクセスメッセージを rest-access.log ファイルに書き込むロギングカテゴリー。

15.2.1. アクセスログの有効化

Hot Rod、REST、Memcached エンドポイントアクセスメッセージを記録するには、log4j2.xml でログ記録カテゴリーを有効にする必要があります。

手順

  1. 任意のテキストエディターで $RHDG_HOME/server/conf/log4j2.xml を開きます。
  2. org.infinispan.HOTROD_ACCESS_LOGorg.infinispan.REST_ACCESS_LOG、および org.infinispan.MEMCACHED_ACCESS_LOG ログカテゴリーのレベルを TRACE に変更します。
  3. log4j2.xml を保存し、閉じます。
<Logger name="org.infinispan.HOTROD_ACCESS_LOG" additivity="false" level="TRACE">
   <AppenderRef ref="HR-ACCESS-FILE"/>
</Logger>

15.2.2. アクセスログプロパティー

アクセスログのデフォルト形式は以下のとおりです。

%X{address} %X{user} [%d{dd/MMM/yyyy:HH:mm:ss Z}] &quot;%X{method} %m
%X{protocol}&quot; %X{status} %X{requestSize} %X{responseSize} %X{duration}%n

前述のフォーマットは、以下のようなログエントリーを作成します。

127.0.0.1 - [DD/MM/YYYY:HH:MM:SS +0000] "PUT /rest/v2/caches/default/key HTTP/1.1" 404 5 77 10

ロギングプロパティーは %X{name} 表記を使用し、アクセスログの形式を変更可能にします。以下は、デフォルトのロギングプロパティーです。

プロパティー説明

address

X-Forwarded-For ヘッダーまたはクライアント IP アドレスのいずれか。

user

認証を使用する場合のプリンシパル名。

method

使用されるプロトコル固有の方法。PUTGET など。

protocol

使用されるプロトコルHTTP/1.1HTTP/2HOTROD/2.9MCTXTMCBIN など。

status

REST エンドポイントの HTTP ステータスコード。OK または Hot Rod エンドポイントの例外。

requestSize

リクエストのサイズ (バイト単位)。

responseSize

応答のサイズ (バイト単位)。

duration

サーバーによる要求の処理にかかった時間 (ミリ秒数)。

ヒント

h: で始まるヘッダー名を使用して、リクエストに含まれるヘッダーをログに記録します (例: %X{h:User-Agent})。

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