2.2. ソケットバインディング


ソケットバインディングはエンドポイントコネクターをネットワークインターフェイスおよびポートにマッピングします。デフォルトでは、Data Grid Server には、REST および Hot Rod エンドポイントのポート 11222 で localhost インターフェイス 127.0.0.1 をリッスンするソケットバインディング設定が含まれています。Memcached エンドポイントを有効にすると、デフォルトのソケットバインディングは、ポート 11221 にバインドするように Data Grid Server を設定します。

デフォルトのソケットバインディング

<server xmlns="urn:infinispan:server:15.0">
  <socket-bindings default-interface="public"
                   port-offset="${infinispan.socket.binding.port-offset:0}">
    <socket-binding name="default"
                    port="${infinispan.bind.port:11222}"/>
    <socket-binding name="memcached"
                    port="11221"/>
  </socket-bindings>
</server>

設定要素または属性説明

socket-bindings

Data Grid Server エンドポイントがクライアント接続をバインドおよびリッスンするすべてのネットワークインターフェイスおよびポートが含まれるルート要素。

default-interface

Data Grid Server がデフォルトでリッスンするネットワークインターフェイスを宣言します。

port-offset

Data Grid Server がソケットバインディングのポート宣言に適用するオフセットを指定します。

socket-binding

ネットワークインターフェイスのポートにバインドするように Data Grid Server を設定します。

カスタムソケットバインディング宣言

以下の設定例では、"private" という名前の interface 宣言と、Data Grid Server をプライベート IP アドレスにバインドする socket-binding 宣言を追加します。

XML

<server xmlns="urn:infinispan:server:15.0">
  <interfaces>
    <interface name="public">
      <inet-address value="${infinispan.bind.address:127.0.0.1}"/>
    </interface>
    <interface name="private">
      <inet-address value="10.1.2.3"/>
    </interface>
  </interfaces>

  <socket-bindings default-interface="public"
                   port-offset="${infinispan.socket.binding.port-offset:0}">
    <socket-binding name="private_binding"
                    interface="private"
                    port="49152"/>
  </socket-bindings>

  <endpoints socket-binding="private_binding"
             security-realm="default"/>
</server>

JSON

{
	"server": {
		"interfaces": [{
			"name": "private",
			"inet-address": {
				"value": "10.1.2.3"
			}
		}, {
			"name": "public",
			"inet-address": {
				"value": "127.0.0.1"
			}
		}],
		"socket-bindings": {
			"port-offset": "0",
			"default-interface": "public",
			"socket-binding": [{
				"name": "private_binding",
				"port": "1234",
				"interface": "private"
			}]
		},
		"endpoints": {
			"endpoint": {
				"socket-binding": "private_binding",
				"security-realm": "default"
			}
		}
	}
}

YAML

server:
  interfaces:
    - name: "private"
      inetAddress:
        value: "10.1.2.3"
    - name: "public"
      inetAddress:
        value: "127.0.0.1"
  socketBindings:
    portOffset: "0"
    defaultInterface: "public"
    socketBinding:
      - name: "private_binding"
        port: "49152"
        interface: "private"
  endpoints:
    endpoint:
      socketBinding: "private_binding"
      securityRealm: "default"

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