10.2. キャッシュレベルでトレースを設定する
トレースが サーバーレベルで設定される と、すべてのキャッシュに対してデフォルトで自動的に有効になります。一方、トレースのキャッシュ設定レベルでは、キャッシュレベルおよび実行時にトレースを有効または無効にすることができます。
追跡カテゴリー
追跡可能なカテゴリーはいくつかあります:
- コンテナー: これらはすべて、replace、put、clear、getForReplace、remove 操作、size などの主要なキャッシュ操作。すべての取得操作を除きます。
- クラスター: 同じクラスター内の別のノードに複製される操作。
- X サイト。別の外部サイトに複製される操作。
- 永続性キャッシュストアやキャッシュローダーを介した永続化に関わるすべての操作。
各カテゴリーは、カテゴリー
リスト属性にリストすることで、起動時または実行時に有効化/無効化できます。デフォルトでは、コンテナーカテゴリーのみが有効になっています。
セキュリティー監査イベントをトレースするための セキュリティー
カテゴリーもあります。このカテゴリーは、イベントがキャッシュスコープだけでなく、さまざまなスコープ (キャッシュ、コンテナー、サーバー) を持つことができるため、キャッシュレベルだけでなくグローバルに設定されます。
特定のキャッシュのトレースを有効/無効にする
XML
<replicated-cache> <tracing enabled="true" categories="container cluster x-site persistence" /> </replicated-cache>
JSON
{ "distributed-cache": { "tracing": { "enabled" : true, "categories": [ "container", "cluster", "x-site", "persistence" ] } } }
YAML
distributedCache: tracing: enabled: true categories: - "container" - "cluster" - "x-site" - "persistence"
実行時にトレースを有効/無効にする
キャッシュレベルのトレース属性 enable
は変更可能な属性です。つまり、Infinispan クラスターを再起動せずに実行時に変更できます。
変更可能な属性を変更するには、HotRod と REST API の両方を使用できます。
HotRod
remoteCacheManager.administration() .updateConfigurationAttribute(CACHE_A, "tracing.enabled", "false");
REST
restClient.cache(CACHE_A) .updateConfigurationAttribute("tracing.enabled", "false");
関連情報