5.11. アドオン GUI の高度な機能
pyanaconda
パッケージには、ヘルパー関数やユーティリティー関数が複数含まれ、ハブやスポークで使用されるコンストラクトも含まれます。そのほとんどは、pyanaconda.ui.gui.utils
パッケージにあります。
Hello World
アドオンの例は、Anaconda も使用する englightbox
コンテンツマネージャーの使用方法を示しています。このコンテンツマネージャーはウィンドウをライトボックスに入れ、可視性を高め、ユーザーの基礎となるウィンドウとの対話を防ぐことに重点を置くことができます。この機能を示すために、サンプルアドオンには新しいダイアログウィンドウを開くボタンが含まれています。ダイアログ自体は、pyanaconda.ui.gui.init で定義される GUIObject クラスから継承される特別な HelloWorldDialog です。
dialog クラスは、self.window 属性を介してアクセス可能な内部 Gtk ダイアログを実行および破棄する run メソッドを定義します。この属性は、同じ意味の mainWidgetName クラス属性を使用して設定されます。そのため、以下の例のようにダイアログを定義するコードは非常にシンプルです。
例5.4 englightbox Dialog の定義
Defining an englightbox Dialog
のサンプルコードは、ダイアログのインスタンスを作成してから、enlightbox コンテキストマネージャーを使用してライトボックス内でダイアログを実行します。コンテキストマネージャーにはスポークのウィンドウへの参照があり、ダイアログのライトボックスをインスタンス化するためにダイアログのウィンドウだけを必要とします。