6.2. カスタムブートイメージの作成


ブートイメージと GUI レイアウトをカスタマイズしたら、変更を含む新しいイメージを作成します。

カスタムブートイメージを作成するには、以下の手順に従います。

手順

  1. すべての変更が作業ディレクトリーに含まれていることを確認してください。たとえば、アドオンをテストする場合は、images/ ディレクトリーに product.img を配置してください。
  2. 作業ディレクトリーが抽出した ISO イメージのトップレベルのディレクトリーであることを確認します (例: /tmp/ISO/iso)。
  3. 次のパッケージをインストールします: isomd5sumxorrisolorax:

    # dnf install isomd5sum xorriso lorax
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  4. mkefiboot を使用して EFI ブートイメージを作成します。

    # mkefiboot --label=ANACONDA /tmp/ISO/iso/EFI/BOOT/ /tmp/ISO/iso/images/efiboot.img
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  5. xorrisofs を使用して新しい ISO イメージを作成します。

    # xorrisofs -o ../NEWISO.iso -R -J -V RHEL-10-0-BaseOS-x86_64 --grub2-mbr /usr/lib/grub/i386-pc/boot_hybrid.img -partition_offset 16 -appended_part_as_gpt -append_partition 2 C12A7328-F81F-11D2-BA4B-00A0C93EC93B /tmp/ISO/iso/images/efiboot.img -iso_mbr_part_type EBD0A0A2-B9E5-4433-87C0-68B6B72699C7 -c boot.cat --boot-catalog-hide -b images/eltorito.img -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table --grub2-boot-info -eltorito-alt-boot -e --interval:appended_partition_2:all:: -no-emul-boot -graft-points .discinfo=/tmp/ISO/iso/.discinfo images/install.img=/tmp/ISO/iso/images/install.img images/pxeboot=/tmp/ISO/iso/images/pxeboot boot/grub2=/tmp/ISO/iso/boot/grub2 boot/grub2/i386-pc=/usr/lib/grub/i386-pc images/eltorito.img=/tmp/ISO/iso/images/eltorito.img EFI/BOOT=/tmp/ISO/iso/EFI/BOOT
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    上記の例では、以下のようになります。

    • 同じディスク上のファイルをロードするための場所を必要とするオプションに LABEL= ディレクティブを使用している場合は、-V オプションの値がイメージのブートローダー設定と一致することを確認します。ブートローダーの設定 (BIOS の場合は boot/grub2/grub.cfg、UEFI の場合は EFI/BOOT/grub.cfg) が inst.stage2=LABEL=disk_label スタンザを使用して同じディスクからインストーラーの 2 番目のステージをロードする場合は、ディスクラベルが一致する必要があります。

      重要

      ブートローダー設定ファイルで、ディスクラベルのすべてのスペースを \x20 に置き換えます。たとえば、RHEL 10.0 ラベルが付いた ISO イメージを作成する場合は、ブートローダー設定に RHEL\x2010.0 を使用する必要があります。

    • -o オプションの値 (-o ../NEWISO.iso) は、新しいイメージのファイル名に置き換えます。この例の値では、現在のディレクトリーの のディレクトリーに NEWISO.iso ファイルを作成します。このコマンドの詳細は、システムの xorrisofs(1) man ページを参照してください。
  6. MD5 チェックサムをイメージに埋め込みます。MD5 checksu を使用しないと、イメージ検証チェック (ブートローダー設定の rd.live.check オプション) が失敗し、インストールがハングする可能性があることに注意してください。

    # implantisomd5 ../NEWISO.iso
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    上記の例では、../NEWISO.iso を、直前の手順で作成したファイル名と ISO イメージの場所に置き換えます。

    これで、新しい ISO イメージを物理メディアまたはネットワークサーバーに書き込んで物理ハードウェアで起動することや、仮想マシンのインストールを開始できるようになりました。

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