第1章 Anaconda のカスタマイズの概要
Red Hat Enterprise Linux および Fedora インストールプログラムである Anaconda では、最新バージョンに多くの改良が追加されました。これらの改善の 1 つは、カスタマイズの可能性が強化されました。アドオンを作成して、ベースインストーラー機能を拡張し、グラフィカルユーザーインターフェイスの外観を変更できるようになりました。
このドキュメントでは、以下をカスタマイズする方法を説明します。
- ブートメニュー: 事前設定されたオプション、色スキーム、および背景
- グラフィカルインターフェイスの外観: ロゴ、背景、製品名
- インストーラーの機能: グラフィカルユーザーインターフェイスおよびテキストユーザーインターフェイスに新しいキックスタートコマンドと新しい画面を追加して、インストーラーを強化できるアドオン
このガイドで説明されている手順は、Red Hat Enterprise Linux 10 または同様のシステム用に記述されています。これ以外のシステムでは、(カスタム ISO イメージを作成する xorrisofs
などの) 使用するツールやアプリケーションが異なるため、手順を調整する必要がある場合があります。
サポートステートメント
Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux Image Builder を使用した Red Hat Enterprise Linux インストールメディアとイメージのカスタマイズのみサポートします。もしくは、キックスタートを使用してインフラストラクチャーに一貫性のあるシステムをデプロイすることもできます。