1.2. BIND DNS サーバーでのログの設定


定義した重大度ごとにイベントを別々のファイルに書き込むには、BIND DNS サーバーでロギングを設定します。サーバー上では、BIND パッケージにより、default_debug チャネルを使用するように /etc/named.conf ファイルが設定されます。このチャネルは、デバッグレベルがゼロ以外の場合にログエントリーを /var/named/data/named.run ファイルに記録します。

前提条件

  • BIND をキャッシュネームサーバーとして設定済みである。
  • named サービスまたは named-chroot サービスを起動した。

手順

  1. /etc/named.conf ファイルを編集し、category および channel フレーズを logging ステートメントに追加します。次に例を示します。

    logging {
        ...
    
        category notify { zone_transfer_log; };
        category xfer-in { zone_transfer_log; };
        category xfer-out { zone_transfer_log; };
        channel zone_transfer_log {
            file "/var/named/log/transfer.log" versions 10 size 50m;
            print-time yes;
            print-category yes;
            print-severity yes;
            severity info;
         };
    
         ...
    };

    この設定例の詳細:

    • BIND はゾーン転送に関連するメッセージを /var/named/log/transfer.log に記録します。
    • BIND は最大 10 バージョンのログファイルを作成し、サイズが 50 MB に達するとローテーションします。
    • category 句は、BIND がカテゴリーのメッセージを送信するチャネルを定義します。
    • channel 句は、バージョン数、最大ファイルサイズ、および BIND がチャネルにログ記録する必要がある重大度レベルを含むログメッセージの宛先を定義します。イベントのタイムスタンプ、カテゴリー、および重大度のロギングの有効化など、追加の設定は任意ですが、デバッグに役立ちます。
  2. ログディレクトリーが存在しない場合は作成し、named ユーザーにそのディレクトリーへの書き込み権限を付与します。

    # mkdir /var/named/log/
    # chown named:named /var/named/log/
    # chmod 700 /var/named/log/
  3. /etc/named.conf ファイルの構文を確認します。

    # named-checkconf

    コマンドが出力を表示しない場合は、構文に間違いがありません。

  4. BIND を再起動します。

    # systemctl restart named

    change-root 環境で BIND を実行する場合は、systemctl restart named-chroot コマンドを使用してサービスを再起動します。

検証

  • ログファイルの内容を表示します。

    # cat /var/named/log/transfer.log
    ...
    __06-Jul-2022 15:08:51.261 xfer-out: info: client @0x7fecbc0b0700 192.0.2.2#36121/key example-transfer-key (example.com): transfer of 'example.com/IN': AXFR started: TSIG example-transfer-key (serial 2022070603)__
    __06-Jul-2022 15:08:51.261 xfer-out: info: client @0x7fecbc0b0700 192.0.2.2#36121/key example-transfer-key (example.com): transfer of 'example.com/IN': AXFR ended__

    詳細は、システム上の named.conf(5) man ページを参照してください。

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