3.3. 信頼されたシステム証明書の管理 (trust コマンドを使用)
システム全体のトラストストアに証明書を追加または削除するには、対応するファイルに対して基本的なファイル操作を使用するか、update-ca-trust
コマンド (システム全体のトラストストアへの新しい証明書の追加 セクションで説明) または trust
コマンドを使用します。
trust
コマンドは、システム全体の共有トラストストア内の証明書を管理する方法を提供します。サブコマンドを使用して、トラストアンカーのリスト表示、抽出、追加、削除、または変更を行うことができます。
trust
コマンドの組み込みヘルプを表示するには、引数なしで、または--help
ディレクティブを付けて入力します。また、trust
コマンドのすべてのサブコマンドに、詳細な組み込みヘルプが用意されています。次に例を示します。trust list --help
$ trust list --help usage: trust list --filter=<what> …
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow すべてのシステムのトラストアンカーと証明書をリスト表示するには、
trust list
コマンドを使用します。次に例を示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow トラストアンカーをシステム全体のトラストストアに保存するには、
trust anchor
サブコマンドを使用し、証明書のパスを指定します。<path.to/certificate.crt> を、証明書およびそのファイル名へのパスに置き換えます。trust anchor <path.to/certificate.crt>
# trust anchor <path.to/certificate.crt>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 証明書を削除するには、証明書へのパスまたは証明書の ID を使用します。
trust anchor --remove <path.to/certificate.crt> trust anchor --remove "pkcs11:id=<%AA%BB%CC%DD%EE>;type=cert"
# trust anchor --remove <path.to/certificate.crt> # trust anchor --remove "pkcs11:id=<%AA%BB%CC%DD%EE>;type=cert"
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