15.2. ソースファイルのオブジェクトコードへのコンパイル
オブジェクトコードファイルを、実行可能ファイルから直接作成するのではなく、ソースファイルから作成するには、GCC で、オブジェクトコードファイルのみを出力として作成するように必要があります。このアクションは、大規模なプロジェクトのビルドプロセスの基本操作となります。
前提条件
- C または C++ のソースコードファイルがある
- GCC がシステムにインストールされている
手順
- ソースコードファイルが含まれるディレクトリーに移動します。
-c
オプションを指定してgcc
を実行します。$ gcc -c source.c another_source.c
オブジェクトファイルは、オリジナルのソースコードファイルを反映したファイル名を使用して作成されます。
source.c
はsource.o
になります。注記C++ ソースコードの場合は、標準 C++ ライブラリーの依存関係を処理しやすくするために、
gcc
コマンドをg++
に置き換えます。