第16章 GCC でのライブラリーの使用
本章では、コードでライブラリーを使用する方法を説明します。
16.1. ライブラリーの命名規則
ライブラリーには、特別なファイル名規則が使用されます。foo として知られるライブラリーは、ファイル lib foo.so
または lib foo.a
として存在すると予想されます。この規則は、リンクする gcc の入力オプションでは自動的に理解されますが、出力オプションでは理解されません。
ライブラリーにリンクする場合は、
-lfoo
のように、-l
オプションと foo の名前でしか、ライブラリーを指定することができません。$ gcc ... -lfoo ...
-
ライブラリーの作成時には、
libfoo.so
、libfoo.a
など、完全なファイル名を指定する必要があります。