A.6. perf
perf ツールは便利なコマンドを複数提供します。その一部は本セクションに記載されています。perf の詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 開発者ガイド を参照してください。または、man ページを参照してください。
- perf stat
- このコマンドは、実行された命令や消費したクロックサイクルなど、一般的なパフォーマンスイベントに関する全体的な統計を提供します。デフォルトの測定イベント以外のイベントに関する統計を収集する場合はオプションフラグを使用することができます。Red Hat Enterprise Linux 6.4 では、perf stat を使用して、1 つ以上の指定されたコントロールグループ(cgroup)に基づいて監視をフィルターできるようになりました。詳細については man ページをご覧ください。
$ man perf-stat
- perf record
- このコマンドは、パフォーマンスデータをファイルに記録し、後で perf report を使用して分析できます。詳細については man ページをご覧ください。
$ man perf-record
- perf report
- ファイルからパフォーマンスデータを読み取り、記録されたデータの分析を行います。詳細については man ページをご覧ください。
$ man perf-report
- perf list
- このコマンドは、特定のマシンで利用可能なイベントをリスト表示します。これらのイベントは、システムのソフトウェア設定とパフォーマンス監視ハードウェアによって異なります。詳細については man ページをご覧ください。
$ man perf-list
- perf top
- このコマンドは、top ツールと同様の機能を実行します。リアルタイムでパフォーマンスカウンタープロファイルを生成および表示します。詳細については man ページをご覧ください。
$ man perf-top
- perf trace
- このコマンドは、strace ツールと同様の機能を実行します。指定されたスレッドまたはプロセスによって使用されるシステムコールとそのアプリケーションが受信するすべてのシグナルを監視します。追跡するターゲットを増やすこともできます。全リストは man ページをご覧ください。
$ man perf-trace