A.12. numactl
numactl を使用 すると、管理者は指定されたスケジューリングまたはメモリー配置ポリシーでプロセスを実行できます。numactl は、共有メモリーセグメントまたはファイルに永続ポリシーを設定し、プロセスのプロセッサーアフィニティーとメモリーアフィニティーを設定することもできます。
numactl は 便利なオプションを多数提供します。ここでは、それらオプションのいくつかを紹介し、使用方法を提示していますが、完全なものではありません。
- --hardware
- ノード間の相対距離を含む、システムで使用可能なノードのインベントリーを表示します。
- --membind
- メモリーが特定のノードからのみ割り当てられるようにします。指定された場所に利用可能なメモリーが十分にない場合は、割り当ては失敗します。
- --cpunodebind
- 指定されたコマンドとその子プロセスが、指定されたノードでのみ実行されるようにします。
- --phycpubind
- 指定されたコマンドとその子プロセスが、指定されたプロセッサーでのみ実行されるようにします。
- --localalloc
- メモリーが常にローカルノードから割り当てられるように指定します。
- --preferred
- メモリーを割り当てる元となるノードを指定します。この指定ノードからメモリーが割り当てられない場合は、別のノードがフォールバックとして使用されます。
これらおよび他のパラメーターについての詳細は、以下の man ページを参照してください。
$ man numactl